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2019年11月

2019.11.24

やがて満ちてくる光の ◆梨木 香歩 (著)




やがて満ちてくる光の


『やがて満ちてくる光の 』
単行本(ソフトカバー) – 2019/7/29
梨木 香歩 (著)
単行本(ソフトカバー) ¥1,078
出版社: 新潮社 (2019/7/29)
単行本(ソフトカバー): 317ページ
ISBN-10: 410429912X
ISBN-13: 978-4104299126
発売日: 2019/7/29

 

 

梨木さんのエッセイです。
古いものから、新しいものまでジャンルを選ばず、過去に書いたものを取りまとめたものなので、少し散漫ですが、その分、その時その時の梨木さんの意識の行きたがわかり、まあ、古いアルバムを見ながらの昔語りのような雰囲気をもった本です。

 

梨木さんは同い年なのですが、生き方も考え方も、本当に高みに立っていて、すごいなあと尊敬するばかりです。

 

(11月13日読了)

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2019.11.23

図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! ◆山崎 元 (著), 大橋 弘祐 (著)




図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

『図解・最新 難しいことはわかりませんが、
お金の増やし方を教えてください! 』

単行本(ソフトカバー) – 2017/11/29
山崎 元 (著), 大橋 弘祐 (著)
単行本(ソフトカバー) ¥1,078
出版社: 文響社 (2017/11/29)
言語: 日本語
ISBN-10: 4866510420
ISBN-13: 978-4866510422
発売日: 2017/11/29

 

 

Amazonのプライムリーディングで無料で読むことができます。
ページ数が少なくて、あっと言う間に読むことができます。書いてある内容も、著者が楽天証券のホームページ(トウシル)で普段から書いていることと同じで新味はありませんでしたが、よく理解することはできました。

 

プライム会員は無料ですから、お得です。すぐに読めるので、読んでおいて損はないと思います。

 

(11月9日読了)

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2019.11.22

落花狼藉◆朝井 まかて (著)




落花狼藉


『落花狼藉』
単行本 – 2019/8/21
朝井 まかて (著)
単行本 ¥1,760
出版社: 双葉社 (2019/8/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4575241997
ISBN-13: 978-4575241990
発売日: 2019/8/21

 

 

自分の中で、まかてさんは少し突き抜けてしまったようです。ほぼ、宇江佐さんの位置に来ています。
市井ものの強さが時代小説になると消えてしまった宇江佐さんと、最初は市井ものでしたが時代小説でその強さが増々強まるまかてさんでは、比較することはできませんし、小説家としてはまかてさんの方が色々と上なのではないかと思います。
しかし、宇江佐さんの自分にピッタリする感じ、期待を裏切らない感じは他の作者の方にはなかったもので、本当にファンでした。

 

この本は、吉原遊廓の成り立ちと歴史をたどりながら、凄く魅力的な主人公(最初の数ページで好きになってしまいます)とそれを取り巻く個性豊かな人たちを生き生きと描いています。

 

この本は、良いですね。

 

残り者」も双葉社でした。双葉社とまかてさんは相性が良いのでしょうか。

 

(11月5日読了)

 

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2019.11.08

神奈川宿 雷屋(いかずちや)◆中島 要 (著)




神奈川宿 雷屋(いかずちや)

『神奈川宿 雷屋(いかずちや)』
単行本(ソフトカバー) – 2019/8/21
中島 要 (著)
単行本(ソフトカバー) ¥1,650
出版社: 光文社 (2019/8/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4334913024
ISBN-13: 978-4334913021
発売日: 2019/8/21

 

 

(10月31日読了)

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2019.11.07

10月19日、20日に東京に行ってきました(その2)

10月20日は、朝食をOBの皆と食べた後、一人で上野に向かいました。

上野動物園のモノレールが10月31日で運行終了だということで、終了前に乗ってみようとういのが目的です。

(一応休止ですが、引退する現在の車両の後継は用意されていないため、たぶん終了だと思います)

日曜日の10:00ころ上野に到着、まず、入場券の購入に長蛇の列です。パンダは最初から諦めました。

日本平動物園にはいないカバもたくさんいますし、本当に沢山の動物がいます。流石は上野動物園です。

この旅行はJ5しか持ってきませんでしたが、30-110mm(35mm換算81-297mm)の望遠ズームをはじめて活用することができました。

Photo_20191029201801

象のアップやサル山の猿(ボスっぽい)の写真です。手ブレ補正が効いていて、驚くほどきれいに撮れています。約300mmの手持ちでの写真です。VR(手ブレ補正)すごいです。

件のモノレールは、待ち行列の最後尾で係の人が「モノレールは30分待ちです。歩いていけば5分ほどです」と繰り返し言っていました。

モノレールの乗車料金は150円。安くはありませんし、実際の乗車時間も1分半くらいです。運転しなくても、全然支障はないでしょうね。折角待って乗ったのですが、あまりにも短かったため、ちょっと肩透かしを食ってしまいました。

上野動物園で、写真を撮ろうとして手前の檻の格子にピントが合ってしまって、動物が撮れない事が多々ありました。どうやれば、思った通りフォーカスができるのか?これからの課題です。

上野動物園を出て、旧岩崎邸公園に行きました。右下の写真の通り、現在は工事中でちょっと残念でしたが、ちょうど木管四重奏のミニコンサートがあり、無料で聞くことができました。そのプログラムの中で、「ニュー・シネマ・パラダイス」のメドレーがあり、恥ずかしながら感動して泣いてしまいました。このコンサートを聞けただけでも本当に行ってよかったと思います。

(感動したので、1000円寄付をしたところ、岩崎邸の写真はがきを10枚ももらえました)

 

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2019.11.06

10月19日、20日 東京に行ってきました(一部神奈川)

10月19日~20日、大学時代のクラブのOB会があったため、東京に行ってきました。

ついでに、蒲田に住んでいた頃、気になっていながら行かなかったところに行ってきました。

まず、JR海芝浦駅に行きました。御存知の通り、海芝浦駅は東芝の社員さんが通勤するための駅で、社員さん以外は改札を抜けることはできません。台風の影響で海芝浦公園が閉鎖されていたため、ホームしか居るところがありませんでした。

Photo_20191029175201

お天気があいにくの曇り空で空も海もねずみ色ですが、本当にホームのすぐ横が海でした。屋根が壊れているのも台風の影響でしょうか。

この後、蒲田に向かいます。蒲田では行ったことのなかった蒲田の車両基地に行きました。

Photo_20191029175601

電車がずらりと並んでいるのですが、写真が下手でわかりにくですね。歩きで蒲田駅から矢口渡のアパートに帰るときに、このすぐ横を抜けて帰ったものですが、車両基地には初めて行きました。右上の写真にホームみたいなものがありますが、練習用?の線路があるようで、超短い(自動車くらい?)車両と2つのホームがあるようです。柵越しなのでよくわかりませんでしたが・・・。

蒲田の車両基地の南西の角から延長線に、道塚南公園などいくつかの細長い公園が並んでいます。これは、矢口火力発電所の専用線跡地を公園にしたものだそうです。一番西側の古川児童公園は工事中で入ることがはできませんでした。

この旧引き込み線の突き当りに、トミンタワー、トミンハイムなどの高層住宅があり、隣接した区立多摩川図書館に毎週のように通っていたのでした。懐かしい。

Photo_20191029181501

すぐ横の多摩川河川敷に出てみました。台風の影響で、二子玉川付近では浸水もあったようですが、河川敷はドロが一杯で入れない状態でした。静岡の川だとこんな感じの河川敷がままありますが、多摩川はとても綺麗に整備されていて、ドロに埋まったところにもきちんと遊歩道があり、ランニングしている人、自転車の人、スケボーの人など、休日には沢山の人が憩いの時間を過ごしていました。復旧するには相当時間と費用が掛かりそうです。

以前住んでいたアパートを見た後、蒲田駅に向かって商店街を通って帰りましたが、会社からの帰り道にいい匂いがして、気になっていた「洋食おが和」さんに初めて入り、ランチをいただきました。

蒲田も面白いところがきっともっとたくさんあるのでしょうが、2年もいたのにどこにも行かなくて失敗したなあと今になって思います。

20日分は記事を改めます。

 

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2019.11.05

三島に行ってきました・・・一眼レフ再挑戦(5)

9月26日に三島に行ってきました。楽寿園、源兵衛川、三嶋大社と見て回りました。

天気がよく、平日のため楽寿園の入場者もまばらでした。写真は素敵なシニアの二人連れです。

Photo_20191029162703

D800 f5.3 1/80sec ISO125 70mm 7360☓4912 を 640☓427 に縮小

楽寿園は2度めですが、前回は池に水が全然ありませんでした。これだけでもあってよかったのかな?

Photo_20191029162702

D800 f7.1 1/200sec ISO125 32mm 7360☓4912 を 640☓427 に縮小

三島らしい、澄んだ水は全然ありません。源兵衛川も期待できないかな。。。と若干がっかりしながら、南出口の横の飯嶋さんで昼食をいただきました(三色そば)。

源兵衛川は、凄く綺麗で涼しげでした。平日で人がいないので、川の中の道をずっと歩いていくことができました。

Photo_20191029162704

D800 f3.8 1/60sec ISO125 34mm 7360☓4912 を 640☓427 に縮小

鴨がたくさん居て、のんびり休んでいるの逃げさせてしまって申し訳なく思いました。

Photo_20191029162801

D800 f5 1/100sec ISO125 28mm 7360☓4912 を 640☓427 に縮小

水は本当に澄んでいました。歩いていくとこんな感じで湧き水が溢れているところがあります。きれいなはずだ。

Photo_20191029162701

D800 f5.6 1/100sec ISO3200 82mm 7360☓4912 を 640☓427 に縮小

これまでの写真は記録でしかなかったのですが、少しづつ写真として良いものを撮らなければいけないと思うようになってきました。

自分で思っている以上に、手ブレもしていたし(レンズに手ブレ補正がついていない)、主題がないのでピントもどこに合っているのかわからないような写真(カメラ任せなので)を撮ってきてしまいました。どうすれば良い写真になるか、少しづつ勉強したいと思います。

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2019.11.04

がん消滅の罠 完全寛解の謎 ◆岩木 一麻 (著)




がん消滅の罠 完全寛解の謎

『がん消滅の罠 完全寛解の謎 』
(宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ) 文庫 – 2018/1/11
岩木 一麻 (著)
文庫 ¥744
出版社: 宝島社 (2018/1/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4800279828
ISBN-13: 978-4800279828
発売日: 2018/1/11

 

 

(10月29日読了)

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2019.11.03

螢草 ◆葉室 麟 (著)




螢草


『螢草 』
(双葉文庫) 文庫 – 2015/11/12
葉室 麟 (著)
文庫 ¥744
出版社: 双葉社 (2015/11/12)
言語: 日本語
ISBN-10: 4575667471
ISBN-13: 978-4575667479
発売日: 2015/11/12

 

 

この本もNHKでドラマ化されたので読んでみました。

 

(10月20日読了)

 

 

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2019.11.02

あさひなぐ (31) ◆こざき 亜衣 (著)




あさひなぐ (31)


『あさひなぐ (31) 』
(ビッグコミックス) コミックス – 2019/9/30
こざき 亜衣 (著)
コミックス ¥650
出版社: 小学館 (2019/9/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4098604078
ISBN-13: 978-4098604074
発売日: 2019/9/30

 

 

(9月30日読了)

 

10月26日の土曜休みに、1巻から再読してみました。
真春の怪我が思っていたよりずっと後のことだったり、この巻でやっと決着がつく「出雲英豊」戦、随分前から伏線がはられていたのに驚いたりしています。
お話がなかなか進まなかったり、(連載マンガなのでしょうがないですが)同じ場面の繰り返しが1話毎に出てきたりするのが鬱陶しかったりしますが、このマンガの持っている一生懸命さと明るさはなにものにも代えがたいものがあります。正直31巻は長すぎるとも思いますが、頑張って続けてもらいたいと思います。これからも買うからね。
あと、再読して、カメラの「ボケ」を意識した演出があるのに気づきました。ピントが合っている前後をぼかすことで、強調することができるわけですが、あくまで、カメラの被写界深度の限界によるもので肉眼ではそう見えるわけではありません。逆光の六角形のゴーストと同じで、写真を参考にした絵画手法?ですね(ゴーストが六角形や八角形になるのは、絞りの形によるもので肉眼ではゴースト自体みることはありません)

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2019.11.01

遠い他国でひょんと死ぬるや ◆宮内悠介 (著)



遠い他国でひょんと死ぬるや


『遠い他国でひょんと死ぬるや 』
単行本 – 2019/9/11
宮内悠介 (著)
単行本 ¥1,650
出版社: 祥伝社 (2019/9/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4396635753
ISBN-13: 978-4396635756
発売日: 2019/9/11

 

宮内さんのお話は、本当にかっこいいと思います。

フィリピン(現実にこの本のような「ブラックラグーン」的な国だとは思えませんが)を舞台に、財閥やイスラムゲリラとドンバチやりながら、「卒業」しちゃうアラフォー日本人男性と二十歳そこそこの現地女性(超常現象つき)というちょっと説明ができないような盛りだくさんのお話です。読んでいただければ、その面白さは保証します。

ところで、恥ずかしいことに、自分はフィリピンの太平洋戦争での死者が100万人という恐ろしい数字を識りませんでした。

情けないことです。

今、日本は戦後賠償(いわゆる徴用工)のことで、韓国と揉めていますが、自分たち日本人が歴史の事実に真摯に向き合う必要があると思いました。もっと謙虚に謝らなければならないことを我々の曽祖父や祖父はやってしまったのだから。

政府が条約による権利を主張することと、戦争での被害者に対して真摯に謝ることは全然矛盾しないし、政府の立場ではどちらもやっていかなければならない事だと思います。

我々は加害者の子孫なのだから、迷惑をかけた近隣諸国には謙虚な気持ちで接して行かなければならないと思いました。

(10月13日読了)

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