2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« そして、バトンは渡された ◆瀬尾まいこ (著) | トップページ | 銀杏手ならい◆西條奈加 (著) »

2018.10.23

まおゆう魔王勇者 (5) あの丘の向こうに◆橙乃ままれ (著), toi8 (イラスト)

『まおゆう魔王勇者 (5) あの丘の向こうに』
単行本 – 2012/1/21
橙乃ままれ (著), toi8 (イラスト)
単行本 ¥ 1,296
出版社: KADOKAWA/エンターブレイン (2012/1/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 9784047271449
ISBN-13: 978-4047271449
ASIN: 4047271446

 僕は石田あきらさんのコミックから入ったため、ずいぶん読むのが遅くなってしまいましたが、読んで本当に良かったと思えるファンタジーでした。
 日本のファンタジー史上の金字塔と言える作品だと思います。

 現在、雨後のたけのこのように出てきている「小説家に”なろう”」小説群が、全てこの本の影響を受けていることは間違いないと思います。

 この本の特色の、固有名詞を使わず、属性名(勇者・魔王・メイドなど等)を使うことや、全ての場面を会話で描くことなど、テーブルトークから連綿と続くゲーム世界の下敷きが無ければ生まれてくることがなかった表現法だと思います。
 さらに、主人公の二人(勇者・魔王)は正直あまり活躍せず(女騎士は大活躍しますが…)新しい思想と知識を広めることに終始していて、それに啓蒙された、メイド姉をはじめとして三人の子弟、あるいは青年商人や土木子弟など多くの人々が活躍することで物語はどんどん進んでいきます。
 しかし、最後に世界の成り立ちを変えるリセットキーを押すのは魔王・勇者・女騎士の三人で、そのおぜん立てをするのが老弓兵と女魔法使い。美しく物語は終わりを迎えます。

 いろいろな意味で、本当にすごい作品でした。
 このお話を読まないで、ファンタジーが好きと言っていた自分の不明を恥じています。

(8月4日読了)

« そして、バトンは渡された ◆瀬尾まいこ (著) | トップページ | 銀杏手ならい◆西條奈加 (著) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« そして、バトンは渡された ◆瀬尾まいこ (著) | トップページ | 銀杏手ならい◆西條奈加 (著) »