等伯 〈下〉 ◆安部 龍太郎 (著)
『等伯 〈下〉 』
[単行本]
安部 龍太郎 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 369ページ
出版社: 日本経済新聞出版社 (2012/9/15)
ISBN-10: 4532171148
ISBN-13: 978-4532171148
発売日: 2012/9/15
商品パッケージの寸法: 19.2 x 13.2 x 3.2 cm
Neが、日本史の中で最も好きな一枚と言っていた、等伯の松林図がカバーになっています。上巻の白黒反転したものにNeは怒っていましたが、筆使いや濃淡の出し方等を見るにはこれも良い方法だと思いました。絵としての美しさはどうかと思いますが・・・。
安倍さんの本は多分初めてですが、等伯という人の「絵」と「信仰」をよくここまでと思うほど描き出しています。「絵」を見ることで、ここまでその人に迫れるものかと感心させられました。
この本の等伯は、その絵への向き合い方の真摯さに比べてあまりにも感情的でダメな人間で、神がかり的な絵画への取り組みとよい対比になっています。絵はこれほど素晴らしいのに、実生活では兄に縛られ、美しい姫に縛られ、絵への妄執に縛られ、欲に縛られ、業に縛られてしまっています。
それでも、静子、清子、久蔵らの家族やたくさんの周りの人たちに支えられて一心にう打ち込んでいく姿、仏の力を借りて(境地に達して)絵をものにしてく様に感動しました。
たくさん人に読んでもらいたい本です。
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