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2012.10.12

ヘルたん◆愛川 晶 (著)

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『ヘルたん』
[単行本]
愛川 晶 (著)
価格: ¥ 1,890
単行本: 389ページ
出版社: 中央公論新社 (2012/2/24)
ISBN-10: 4120043312
ISBN-13: 978-4120043314
発売日: 2012/2/24
商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm

 愛川晶さんは『神田紅梅亭寄物帳』のシリーズを読んでいますが、その他はずっと昔読んだ『化身』くらいでした。
『化身』はどんでん返しの連続で、そこまでやらなくても…と思わせるような内容でした。『神田…』シリーズでも、やり過ぎではないかとおもわれるようなものもありました。これは、作風だからしょうがないのでしょう。愛川さんのファンはこれを楽しみにしているのかもしれません。
 しかし、僕にはくどい。やりすぎ。と感じられたというだけです。

 この本は、在宅介護士(ヘルパー)の青年を主人公にしています。事業に失敗して悪質金融業者から逃れるため両親が家出してしまい、親戚のうちに預けられていた主人子「神原淳」は、そこにもいられなくなり、親戚の友人81歳の元名探偵 成瀬の家に居候になります。偶然にも成瀬のヘルパーをしていた高校時代の先輩、葉月に再会し、葉月の仕事を見るうちにヘルパーになろうとします。
 ヘルパーの仕事を紹介しながら、淳は遭遇する様々な謎を、成瀬の助けを借りながら解いていく。という感じなのですが、成瀬はアルツハイマーを患っており、推理力などは十分あるものの短期の記憶力が低下しといて、1時間前のことも忘れてしまいます。
 こういう、特殊な条件下でありながら、ずべて謎が解決したあとで成瀬がもう一皮奥の謎解きをしてくれます。愛川さんの本領が遺憾なく発揮されていると言ってよいだろうと思います。

 続編に期待です。

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