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異国のおじさんを伴う◆森 絵都 (著)

”異国のおじさんを伴う”

『異国のおじさんを伴う 』
[単行本]
森 絵都 (著)
価格: ¥ 1,313
単行本: 205ページ
出版社: 文藝春秋 (2011/10)
ISBN-10: 4163298703
ISBN-13: 978-4163298702
発売日: 2011/10
商品の寸法: 19.9 x 13.9 x 2.3 cm

 短篇集です。
 うまいなーと感心するような短編が揃っています。
 森さんは上手いと人に思わせてしまうところが、逆に欠点なのかもしれません。凄く考えて1つのお話を書いているのだろうなと思わせるような、つかみからつないで、意外な展開があり、綺麗にラストに行きます。
 小川洋子さんや江國香織さん(どちらもたくさん読んでいないのであくまで感じなのですが・・・)の上手さとは少し違うようにも感じました。

「藤巻さんの道」 ベルンハルト・M・シュミッドの写真集「道の向こう」と、完璧と思える女性、藤巻さんの秘密。
「夜の空隙を埋める」 水道工事の関係で2件だけ停電になってしまう二人の女性は…。
「クリスマスイブを三日後に控えた日曜の…」 新宿伊勢丹の雑踏の中、プラダで主人公が見たのは…。
「クジラ見」 新婚旅行で久米島に来た二人は、暇を持て余してクジラ見にでかけるが・・・。
「竜宮」 ガメラと少年とおばあさんのお話。
「思い出ぴろり」 修善寺、もみじ林が舞台です。
「ラストシーン」 飛行機で乗り合わせた隣の席の男が映画『検察側の証人』のラストを見そこねてしまい・・・。
「桂川里香子、機器一髪」 腹膜炎の上司の代理で会った桂川先生の思い出話・
「母の北上」 正月で帰省した主人公の母親は、むかし物置に使っていた部屋しか立ち入らせない…。
「異国のおじさんを伴う」 オーストリアのひげ人形愛好会に招かれた主人公は…。

 「夜の空隙を埋める」「ラストシーン」「異国のおじさんを伴う」が傑作です。

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