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神様のカルテ◆夏川 草介 (著)

”神様のカルテ

『神様のカルテ 』
(小学館文庫) [文庫]
夏川 草介 (著)
価格: ¥ 580
文庫: 256ページ
出版社: 小学館 (2011/6/7)
言語 日本語
ISBN-10: 4094086188
ISBN-13: 978-4094086188
発売日: 2011/6/7
商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm

 一止(いっし)は正の字を二つに分けたもの。
 主人公が文語調?で話したり、閉館した旅館を下宿として住んでいる人たちの姿など 古き良き時代へのノスタルジーを感じさせる本です。著者は30歳になったばかりのお医者さんで、医療に対する真摯な気持ちがまっすぐに出ていて、楽しい仲間たちと、素敵な奥さんに囲まれて悩みながら頑張っている一止の姿に重なります。
 とても楽しい本です。医療の現場を舞台にしているので、亡くなる方も出てきますが、人の思いやりに撃たれての涙はありますが、悲しくて流す涙は無いお話です。

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いわゆる天使の文化祭◆似鳥 鶏 (著)

”いわゆる天使の文化祭”

『いわゆる天使の文化祭』
(創元推理文庫) [文庫]
似鳥 鶏 (著)
価格: ¥ 819
文庫: 365ページ
出版社: 東京創元社 (2011/12/10)
言語 日本語
ISBN-10: 4488473059
ISBN-13: 978-4488473051
発売日: 2011/12/10
商品の寸法: 15 x 10.9 x 2 cm

 シリーズ4作目(5冊目)になります。
 今回は、天使の張り紙から起こる事件から文化祭を守ろうとする葉山くんの奮闘が描かれます。
柳瀬さん、三野くん、伊神さん、翠ちゃんといつものメンバーも登場します。
 最後まで楽しんで読むことができると思います。

 9ページに「天使」の絵がありますが、読み終わったあとに見ると、きっと、とても可愛く感じると思います。

似鳥さんの本の感想
 『まもなく電車が出現します


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東京観光◆中島 京子 (著)

東京観光

『 東京観光 』
[単行本(ソフトカバー)]
中島 京子 (著)
価格: ¥ 1,470
単行本(ソフトカバー): 216ページ
出版社: 集英社 (2011/8/5)
言語 日本語
ISBN-10: 4087714055
ISBN-13: 978-4087714050
発売日: 2011/8/5
商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.8 cm

 あとがきで著者も書いているとおりノンジャンルの短篇集ですが、先日読んだ『異国のおじさんを伴う』と同様に、クレバーな印象を強く受けました。上手い。
 笑いながら、心のそこから暖かくなってくるような良い本でした。
 私としては、直木賞を受賞された『小さなおうち』よりもこちらが好きです。

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ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常

”

『 ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常』
(メディアワークス文庫) [文庫]
三上 延 (著)
価格: ¥ 557
文庫: 261ページ
出版社: アスキー・メディアワークス (2011/10/25)
ISBN-10: 4048708244
ISBN-13: 978-4048708241
発売日: 2011/10/25
商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm

 ビブリア古書堂シリーズの2作目です。
 表紙カバーですが、できれば杖を持たせるくらいの配慮があってもよかったかと思います。

 1作目に比べて、登場人物の「顔」が見えてきている分良い感じを受けました。
これなら、楽しんで読み進めていくことができそうです。ただ、著者は「嫌な奴」「危ない奴」を登場させるのに躊躇しない人のようなので、古書店の安楽椅子探偵ものという舞台設定から、創元風の日常の謎ものと思っていると、今後驚くような展開があるかもしれません(ないかもしれません)。

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蜩ノ記◆葉室麟 (著)

”蜩ノ記

『蜩ノ記』
[単行本]
葉室麟 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 327ページ
出版社: 祥伝社 (2011/10/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4396633734
ISBN-13: 978-4396633738
発売日: 2011/10/26
商品の寸法: 21.1 x 14.9 x 0.7 cm

 年齢のなせる技なのか、近年の読書経験がそうさせたのか、時代小説の武士道というものにかなりの違和感を抱くようになっています。なにもしないで武力で君臨していただけの、いわば寄生階層であった江戸時代中期以降の武士が、武士道云々を言っても、結局は自分の立場を正当化するだけのものでしかないと思います。
 江戸時代の武士のお話は、コップの中で利権争いをしているという図式しか現れてこないので、読んでも嫌な思いしか残りません。
 この本は、良い本だとは思いますが、「戸田秋谷」の生き方は異常だと思いますし、潔くもなければ讃えられるものでもないと思います。

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週刊文春ミステリーベスト10 おぼえ

週刊文春のミステリー ベスト10が発表されています。

国内
 1:『ジェノサイド』 高野和明
 2:『折れた竜骨』 米澤穂信
 3:『開かせていただき光栄です』 皆川博子
 4:『マスカレード・ホテル』 東野圭吾
 5:『絆回廊 新宿鮫Ⅹ』 大沢在昌
 6:『ユリゴコロ』 沼田まほかる
 7:『麒麟の翼』 東野圭吾
 8:『メルカトルかく語りき』 麻耶雄嵩
 9:『真夏の方程式』 東野圭吾
10:『転迷 隠蔽捜査4』 今野敏

 よくわかりませんが、新人さんがいませんね。

海外
 1:『二流小説家』 デイヴィッド・ゴードン/青木千鶴訳
 2:『犯罪』 フェルディナント・V・シーラッハ/酒寄進一訳
 3:『エージェント6』 トム・ロブ・スミス/田口俊樹訳
 4:『007 白紙委任状』 ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳
 5:『ブラッド・ブラザー』 ジャック・カーリイ/三角和代訳
 6:『背後の足音』 ヘニング・マンケル/柳沢由実子訳
 7:『サトリ』 ドン・ウィンズロウ/黒原敏行訳
 8:『忘れられた花園』 ケイト・モートン/青木純子訳
 9:『探偵術マニュアル』 ジェデダイア・ベリー/黒原敏行訳
10:『アンダー・ザ・ドーム』 スティーヴン・キング/白石朗訳

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道のむこう◆ベルンハルト・M. シュミッド (著)

”道のむこう”

『道のむこう』
[大型本]
ベルンハルト・M. シュミッド (著), Bernhard M. Schmid (著), アイディ (著)
価格: ¥ 2,520
単行本: 253ページ
大型本: 104ページ
出版社: ピエブックス (2002/05)
ISBN-10: 4894442124
ISBN-13: 978-4894442122
発売日: 2002/05
商品の寸法: 26.2 x 22 x 1.2 cm

 『異国のおじさんを伴う』の「藤巻さんの道」を読んで買って見ました。
 (多分、相当たくさんの人が同じ動機で買っていると思います。森さんの描写が上手すぎるんですよね)
さて、「藤巻さんの道」は…? あれ、どれかよくわからない!?
 素敵な写真集です。私はアメリカのヴァージニアの道、Neはオーストリアの道が良いと思いました。

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いとみち◆越谷 オサム (著)

”いとみち

『いとみち』
[単行本]
越谷 オサム (著)
価格: ¥ 1,365
単行本: 253ページ
出版社: 新潮社 (2011/08)
ISBN-10: 4104723037
ISBN-13: 978-4104723034
発売日: 2011/08
商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2 cm

 青森の人と話すのが苦手な女子高生が、メイド喫茶でバイトをすることで成長し、祖母から教わった津軽三味線のコンサートをするという、カバーの絵の通りのお話です。
 読みやすく、楽しく読めます。

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鮎川哲也賞 覚え

今邑 彩 『卍(まんじ)の殺人』
芦辺 拓 『殺人喜劇の13人』
石川 真介『不連続線』
加納 朋子『ななつのこ』
近藤 史恵『凍える島』
愛川 晶 『化身 アヴァターラ』
北森 鴻 『狂乱廿四孝』
満坂 太郎『海賊丸漂着異聞』
谺 健二 『未明の悪夢』
飛鳥部勝則『殉教カテリナ車輪』
門前 典之『建築屍材』
後藤 均 『写本室(スクリプトリウム)の迷宮』
森谷 明子『千年の黙(しじま) 異本源氏物語
神津慶次朗『鬼に捧げる夜想曲』
岸田るり子『密室の鎮魂歌(レクイエム)』
麻見和史『ヴェサリウスの柩』
山口芳宏『雲上都市の大冒険
七河迦南『七つの海を照らす星
相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン
安萬純一『ボディ・メッセージ』
月原渉『太陽が死んだ夜』

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異国のおじさんを伴う◆森 絵都 (著)

”異国のおじさんを伴う”

『異国のおじさんを伴う 』
[単行本]
森 絵都 (著)
価格: ¥ 1,313
単行本: 205ページ
出版社: 文藝春秋 (2011/10)
ISBN-10: 4163298703
ISBN-13: 978-4163298702
発売日: 2011/10
商品の寸法: 19.9 x 13.9 x 2.3 cm

 短篇集です。
 うまいなーと感心するような短編が揃っています。
 森さんは上手いと人に思わせてしまうところが、逆に欠点なのかもしれません。凄く考えて1つのお話を書いているのだろうなと思わせるような、つかみからつないで、意外な展開があり、綺麗にラストに行きます。
 小川洋子さんや江國香織さん(どちらもたくさん読んでいないのであくまで感じなのですが・・・)の上手さとは少し違うようにも感じました。

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眼鏡屋は消えた◆山田 彩人 (著)

”眼鏡屋は消えた

『眼鏡屋は消えた 』
眼鏡屋は消えた [単行本]
山田 彩人 (著)
価格: ¥ 1,995
単行本: 338ページ
出版社: 東京創元社 (2011/10/8)
言語 日本語
ISBN-10: 4488024831
ISBN-13: 978-4488024833
発売日: 2011/10/8
商品の寸法: 19 x 13.6 x 3 cm

 第21回 鮎川哲也賞受賞作品です。
 主人公の語り口が楽しいのは確かなのですが、妙に理屈っぽいところや、冗長に感じる繰り返しなどに作者の「本格好き」が垣間見られ、衣の下の鎧が見えちゃってる感じもします。
 とても読みやすく、楽しく読めます。

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一匹羊◆山本幸久 (著)

”一匹羊

『一匹羊 』
[単行本]
山本幸久 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 259ページ
出版社: 光文社 (2011/10/18)
言語 日本語
ISBN-10: 4334927823
ISBN-13: 978-4334927820
発売日: 2011/10/18
商品の寸法: 19 x 12.6 x 2.6 cm

 短篇集。山本さんらしい、優しい、前向きなお話です。
 一人で頑張っている人を主人公にしているところがこの本のテーマだと思います。
 頑張らなきゃなぁ。

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囮物語◆西尾 維新 (著)

”囮物語”

『囮物語』
(講談社BOX) [単行本(ソフトカバー)]
西尾 維新 (著), VOFAN (イラスト)
単行本(ソフトカバー): 292ページ
出版社: 講談社 (2011/6/29)
言語 日本語
ISBN-10: 4062837765
ISBN-13: 978-4062837767
発売日: 2011/6/29
商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.6 cm

 この展開は・・・。
 やっぱり、コメントは差し控えるべきですね。面白いです。

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