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箱庭図書館◆乙一 (著)

”箱庭図書館

『箱庭図書館 』
[単行本]
乙一 (著)
価格: ¥ 1,365
単行本: 304ページ
出版社: 集英社 (2011/3/25)
言語 日本語
ISBN-10: 4087713865
ISBN-13: 978-4087713862
発売日: 2011/3/25
商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 3 cm

 企画物の本で、公募した一般の人のボツ原稿を乙一さんが作品に仕立てるというものです。
アイディアの元が一般の人なので、これまでの乙一さんらしくない短篇集になっていそうなものですが、思いの外乙一さんらしいお話が並んでいて、特に最後の「ホワイト・ステップ」(すごい傑作)については、乙一ワールドそのままです。僕的には白乙一さんの最高傑作と思っている、"しあわせは子猫のかたち"を思い出させます。
(そういえば、コンビニ日和!は"手を握る泥棒の物語”にちょっとにているかな・・・?)

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よつばと! 11 ◆あずま きよひこ (著)

”よつばと!

『よつばと! 11 』
(電撃コミックス) [コミック]
あずま きよひこ (著)
価格: ¥ 630
コミック
出版社: アスキー・メディアワークス (2011/11/26)
ISBN-10: 4048860976
ISBN-13: 978-4048860970
発売日: 2011/11/26
商品の寸法: 18 x 12.8 x 2 cm

 11巻は秋の数日のことです。
 ここで出てくる「うどんや」さんで初めて方言が出てきて、舞台は関西らしい(あずまさんの生まれ故郷の兵庫県あたりの方言じゃないんでしょうか?)とわかりました。どこと決めてしまうことは意味が無いと思いますが、自分の今住んでいるところと、生まれ故郷をモデルにしているのでしょうか。

 よつばはうどんやに行ったり、シャボン玉をしたり、カメラをもらったり、クリを拾ったり、ピザを食ってはいたり、ジュラルミンを犬に食われたりします(まるでこんとあきです)。
 なんとなく、あさぎがタレ目になっているような感じがします(そういえば、かーちゃんもけっこうタレ目)

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転迷―隠蔽捜査〈4〉◆今野 敏 (著)

”転迷―隠蔽捜査〈4〉

『転迷―隠蔽捜査〈4〉 』
[単行本]
今野 敏 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 337ページ
出版社: 新潮社 (2011/09)
ISBN-10: 4103002557
ISBN-13: 978-4103002550
発売日: 2011/09
商品の寸法: 19.4 x 14.2 x 3 cm

 この本も竜崎がかっこいいだけの本です。面白いので良いのですが、竜崎にとって仕事とはなんなのでしょうか?国家、国民のために仕事をしているという建前は良いのですが、それなら、なぜ一国一城の主などと自分の地位を正当化してしまうのでしょうか?
 本当に国民のために働きたいのならば、トップを目指して、警察機構を変えていく必要があるのではないでしょうか?判を押していると一日が終わってしまうような無駄があるなら、それを正すことが国民のためではないのでしょうか?

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人質の朗読会◆小川 洋子 (著)

”人質の朗読会

『人質の朗読会 』
[単行本]
小川 洋子 (著)
価格: ¥ 1,470
単行本: 247ページ
出版社: 中央公論新社 (2011/02)
ISBN-10: 4120041956
ISBN-13: 978-4120041952
発売日: 2011/02
商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 2.6 cm

 毎度書いてしまいますが、今日本で一番という選択なら小川洋子さんになるだろうと思います。『博士の愛した数式』『ミーナの行進』『猫を抱いて象と泳ぐ』というバース・掛布・岡田の3連続ホームランのような3連発には、誰だってやられてしまうと思います。この3冊を読んで小川さんのファンにならない人は、きっと本を読んでいても楽しいことはないと思います。そう感じてしまうほどのパワーがありました。
 その後の『原稿零枚日記』とこの本は、小川さんらしい珠玉の短篇集であることは確かですが、ホームランではないですよね。特にこの本は、スタートから語り部の人たちは死んでいることがわかっていて、健気な、儚い美しさが前面に出ています。
 これはこれで素晴らしい本ですが、次は長編を読みたいなあと勝手なことを思ってしまいました。

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おまえさん(下)◆宮部 みゆき (著)

”おまえさん(下)

『おまえさん(下) 』
(講談社文庫) [文庫]
宮部 みゆき (著)
価格: ¥ 880
文庫: 616ページ
出版社: 講談社 (2011/9/22)
言語 日本語
ISBN-10: 4062770733
ISBN-13: 978-4062770736
発売日: 2011/9/22
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.6 cm

 この本は、上巻と下巻の前半まで長編の「おまえさん」が占め、下巻後半に「残り柿」「転び神」「磯の鮑」「犬おどし」と4編の短編が続いており、連作になっています。
 「おまえさん」は少し後味が悪い作品で、後に続く3編でこの本になって新たに出てきた登場人物たちを描きながら、大団円に向かってお話を締めていき、最後の「犬おどし」で綺麗にまとめています。
 後半の連作短編に宮部さんの人情味あふれる時代小説の真骨頂がみられます。そして、最後はきれいにまとめていて、後半に美味しいものを色々味あわせてくれる。贅沢なお話になっています。
 シリーズ6冊になりますが、1作目の『ぼんくら』とこの『おまえさん』は読みやすく、楽しませてくれて、とてもお勧めです。

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おまえさん(上)◆宮部 みゆき (著)

”おまえさん(上)

『おまえさん(上) 』
(講談社文庫) [文庫]
宮部 みゆき (著)
価格: ¥ 880
文庫: 616ページ
出版社: 講談社 (2011/9/22)
言語 日本語
ISBN-10: 4062770725
ISBN-13: 978-4062770729
発売日: 2011/9/22
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.6 cm

 『ぼんくら(上)(下)』『日暮し(上)』『日暮し(下)』に続く、シリーズです。
 前作から、ずいぶん時間が立っていたのですね…。
 ご注意いただきたいのは、単行本と文庫本の同時発売という珍しい形式の本で、内容は同じ物のようです。お財布と相談して、どちらか、出来ればどちらも買ってくださいということのようです。
 感想は下巻で。

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オーダーメイド殺人クラブ◆辻村 深月 (著)

”オーダーメイド殺人クラブ

『オーダーメイド殺人クラブ 』
[単行本]
辻村 深月 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 376ページ
出版社: 集英社 (2011/5/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4087714039
ISBN-13: 978-4087714036
発売日: 2011/5/26
商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 3.4 cm

 2009年下半期の『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』に続いて、2011年上半期の直木賞候補になった作品です。
 中学生・高校生を描かせたら、辻村さんの上手さはずぬけていると思います。この本では、大人になりきれず、人形のように子供のまま、綺麗なままで居たいという主人公の気持ちが良く描けていると思います。
 ミステリーから一歩踏み出した、道尾さんの『月と蟹 』 のような位置づけの作品なのではないでしょうか。しかし、手馴れた舞台を選択したために、辻村さんの思いほどはとんがったものが出て来なかったような気がします。
 直木賞候補になるだけあって、作品としてはとても優れていると思います。ただ、手馴れたものから離れた、冒険をした作品を読んでみたいなあととても勝手な感想を持ちました。

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古手屋喜十 為事覚え◆宇江佐 真理 (著)

”古手屋喜十

『古手屋喜十 為事覚え 』
[単行本]
宇江佐 真理 (著)
価格: ¥ 1,575
単行本: 253ページ
出版社: 新潮社 (2011/09)
ISBN-10: 4104422053
ISBN-13: 978-4104422050
発売日: 2011/09
商品の寸法: 19.8 x 13.9 x 2.5 cm

 古着屋の主人、喜十を主人公にした捕物帳です。
 まあ、安定していますね。ただ、宇江佐さんとのシンクロが年々低くなってきているようで、少し寂しい気がします。自分の感覚がだんだん悪くなっているんだろうと思いますが・・・。

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11 eleven◆津原 泰水 (著)

”11

『11 eleven 』
[単行本]
津原 泰水 (著)
価格: ¥ 1,785
単行本: 299ページ
出版社: 東京創元社 (2011/7/21)
言語 日本語
ISBN-10: 4488018130
ISBN-13: 978-4488018139
発売日: 2011/7/21
商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2.4 cm

 金原瑞人さんのホームページで(近況報告 2011年10月4日)『これはペンです』『馬たちよ、それでも光は無垢で』と並べて絶賛されている本です。
 (金原ひとみさんが福島原発事故のあと疎開したというニュースから金原瑞人さんのホームページに飛んで、金原さんって学部長さんなんだ・・・とか感心しながら読んでいてめぐり合った記事です)
 とても評価の高い本ですが、僕には難しすぎたようです。
 もう少し気持ちに余裕があるときにまた読んでみたいと思います。

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MM9―invasion― ◆山本 弘 (著)

”MM9―invasion―

『MM9―invasion― 』
[単行本]
山本 弘 (著)
価格: ¥ 1,785
単行本: 299ページ
出版社: 東京創元社 (2011/7/21)
言語 日本語
ISBN-10: 4488018130
ISBN-13: 978-4488018139
発売日: 2011/7/21
商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2.4 cm

 MM9の続編で、MM9は「怪獣もの」をどう合理的に説明できる読み物にするか・・・という見所があったのに比べ、今回は、主人公を少年にしたり、「ウルトラマン」にあたる「姫」をきちんと役柄につけたりとまあ、読み物として面白い方向に持って行こうとしています。
 アクション部分にややキレがないような気もしますが、シリーズを意識されているようですので、続編に期待したいと思います。

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寿フォーエバー◆山本 幸久 (著)

”寿フォーエバー”

『寿フォーエバー』
[単行本]
山本 幸久 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 279ページ
出版社: 河出書房新社 (2011/8/23)
ISBN-10: 4309020569
ISBN-13: 978-4309020563
発売日: 2011/8/23
商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.8 cm

 10月から会社の組織変更で、とても忙しくなりました。ブログの更新もすっかり間遠くなっていましたが、やっと終わったかな?という感じで先が見えたので、これからは元のペースで更新できると思います。

 山本さんの「お仕事小説」の結婚式場編です。おなじみの人達が出てきたりします。
 楽しんで読めると思います。
 (相当前に読んでいるので、だいぶ忘れています)

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1000記事を記念して

このブログを開始して、1000件目の記事です。

 ホームページで読書日記を始めてから、このブログに移って続けてきましたが、それも10年の節目を迎えるため、今年の終わりにはなにかまとめじみたことをしたいと思っていましたが、少し早く、ここでまとめてみたいと思います。

  <年> <読書数> <ベスト> <コメント>
 2002年 59冊 『聖の青春』 森博嗣、ハヤカワ文庫などをよく読んでいました。
 2003年 106冊 『半落ち』 デルフィニア戦記、時の車輪シリーズなどファンタジーを読んでいました。
 2004年 150冊 『からくりからくさ』 この年から図書館の本が読書の中心になりました。
 2005年 131冊 『ナラタージュ』 ネットで古本を買ったり、試行錯誤している感じです。
 2006年 121冊 『きいろいぞう』 北方水滸伝をせっせと読んでいました。
 2007年 168冊 『風が強く吹いている』 この年はすごく良い本をたくさん読めました。大豊作の年
 2008年 132冊 『映画篇』 風の大陸の復刻版を読んだりしています。
 2009年 110冊 『WILL』 読書量が減っているのは、いわゆる良い本の比率があがってしまったから?
 2010年 130冊 『船に乗れ』 GOSICKや妖怪アパートでちょっと数を水増ししています。

 年末は今年のベスト10とここ10年間のベスト10を選びたいと思います。
 

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