『世界でいちばん長い写真』
[単行本(ソフトカバー)]
誉田 哲也 (著)
価格: ¥ 1,365
単行本(ソフトカバー): 276ページ
出版社: 光文社 (2010/8/19)
言語 日本語
ISBN-10: 4334927238
ISBN-13: 978-4334927233
発売日: 2010/8/19
商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
僕が初めてカメラを買ったのはいつだったろうか?
ニコマートFT-N という、1眼レフカメラを買った。結局、僕が買った一眼レフカメラはFT-Nだけだ。
あの時の興奮を思い出しました。ボーイ・ミーツ・カメラ。この本はそういう本です。
一眼レフカメラは、鏡でフィルムに写る像と(ほとんど)同じものをファインダーから見ることが出来ます。非常に優れた写真機です。しかし、銀塩写真が過去のものになり、デジタルカメラが主流になると、受光素子に入った画像をそのままディスプレイに見せることができてしまいます。
一眼レフカメラは、写真が映るその時に、ミラーが上がって、シャッターが開きファインダーに見えていた画像がフィルム(受光素子)に焦点を結ぶびます。
絶望的にまずいことに、写真が映るその瞬間にファインダーは真っ暗になってしまうのです。
写真なら良い。しかし、これからのカメラは「動画」を撮るのが当然になっていくでしょう。
一眼レフカメラは、構造的に大きな欠陥を抱えていて、動画をファインダーから見ることは絶対できません。ビデオカメラには成り得ないのです。
デジタル一眼レフカメラは、そう長い寿命はないと思います。カメラからペンタプリズムがなくなってしまうのは僕にとっては残念なことですが、技術の進歩はその方向に進んでゆくと思います。
それは、既に高校の写真部に「暗室」がないのが当然なことになってしまっているのと同じことだと思います。
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