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2009.04.23

猫を抱いて象と泳ぐ◆小川 洋子

猫を抱いて象と泳ぐ

『猫を抱いて象と泳ぐ』
小川 洋子 (著)
価格: ¥ 1,780
単行本: 368ページ
出版社: 文藝春秋 (2009/1/9)
ISBN-10: 4163277501
ISBN-13: 978-4163277509
発売日: 2009/1/9
商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm

 チェス・プレイヤー 「リトル・アリョーヒン」の物語。
 小川さんのレベルの違いを見せつけてくれるような1作。
 「ミーナの行進」の時も書きましたが、この本が他の本と同じ1,780円で買えることが奇跡と思われるような水準の高さです。
 (勿論、クラシックもジャズもロックもポップスもCDの値段に変わりがないのと同じで、比較すること自体に意味はなく、あくまで個人的な嗜好の問題なので、誤った評価方法であるとは自分でもわかってるのですが・・・)
 本当によい本です。
 冷たい水の中の硝子細工のような小川さん独特の世界と、雪の結晶のようにはかなく美しく慎ましやかな主人公とミイラの愛。良いですね。

 題名が、黒字と赤字が交互になっていますが、黒白にしたかったが、バックが白かったので仕方なく黒赤にしたのでしょうか?余計な深読みですか・・・。

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コメント

チェスの広大で限りなく深い世界に魅せられていくリトル・アリョーヒン。
何とも愛おしく思える、いい作品でした。

TBさせていただきました。
http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-670.html

栗きんとんと、こちらの記事のTB、お待ちしていますね。


投稿: 藍色 | 2009.04.27 02:54

藍色さま、コメントありがとうございます。

 本当によい本だと思います。
 買わなきゃいけないと思わせる本でした。
 (未だ買ってませんが・・・)

 トラックバックは早速させてもらいます。
 ありがとうございました。

投稿: t-saito | 2009.04.28 18:52

この1冊の本の中に、こんなにも美しくて悲しくてあたたかい世界が広がっているとは思いませんでした。
言われてみると、この金額でこの世界を垣間見ることができるというのはすごいことかもしれません。

投稿: june | 2009.08.18 20:54

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