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迷宮のファンダンゴ◆海野 碧

迷宮のファンダンゴ

『迷宮のファンダンゴ』
海野 碧 (著)
価格: ¥ 1,575
単行本: 351ページ
出版社: 光文社 (2007/10/20)
言語 日本語
ISBN-10: 4334925774
ISBN-13: 978-4334925772
発売日: 2007/10/20
商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 3.2 cm

 「水上のパッサカリア」の続編。といっても、主人公と愛犬以外は同上人物にかぶりはなく、(非常に特殊な)主人公の過去の設定なども、丁寧に説明されており、シリーズものとして読む必要はないように思えます。
 (本の雑誌で北上さんが、続編「真夜中のフーガ」を含めた3部作であり、3冊読むことでシリーズの意味が出てくるというように解説していました。)
 続編を読むまでは、評価は保留したいと思います。

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陽気なギャングの日常と襲撃◆伊坂 幸太郎

陽気なギャングの日常と襲撃

『陽気なギャングの日常と襲撃』
(ノン・ノベル)
伊坂 幸太郎 (著)
価格: ¥ 880
新書: 273ページ
出版社: 祥伝社 (2006/05)
ISBN-10: 4396208138
ISBN-13: 978-4396208134
発売日: 2006/05
商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 2.2 cm

 伊坂さんにしては珍しく(仙台ではなく)横浜を舞台にしたこのシリーズですが、前作「陽気なギャングが地球を回す」の4人がそれぞれの謎に挑む(?)1章と、薬局チェーンの社長令嬢誘拐事件を解決する2章~に別れています。
 1章の内容がたくみに取り入れられており、苦労して構成したものだと思いますが、前作の方がよく作り込まれていてよかったかなあ・・・?
 (あくまで僕の感想なのであまり当てにはなりません)

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巴之丞鹿の子◆近藤 史恵

巴之丞鹿の子

『巴之丞鹿の子』
猿若町捕物帳
(光文社時代小説文庫)
近藤 史恵 (著)
価格: ¥ 500
文庫: 209ページ
出版社: 光文社 (2008/12/9)
ISBN-10: 4334745237
ISBN-13: 978-4334745233
発売日: 2008/12/9
商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm

猿若町捕物帳の既読分
  にわか大根
  寒椿揺れる

 このシリーズは、幻冬舎文庫から光文社文庫に移り、「にわか大根」が先に出て、前のものが順次出ている様です。僕も丁度その順序で読んでいます(「寒椿・・・」は単行本新刊を図書館で借りました)。
 シリーズ最初のこの本は、最新刊の「寒椿・・・」に比べると、登場人物が堅くなっているなあ~という印象を受けました。特に時代物のシリーズものはシリーズが進むにつれてこなれてよくなってくるものが多いような気がします。
 猿若町捕物帳も長く続いてもらいたいシリーズです。

 

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鬼の跫音◆道尾 秀介

鬼の跫音

『鬼の跫音』

道尾 秀介 (著)
価格: ¥ 1,470
単行本: 228ページ
出版社: 角川グループパブリッシング (2009/1/31)
ISBN-10: 4048739115
ISBN-13: 978-4048739115
発売日: 2009/1/31
商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.4 cm

 道尾さん初の短編集。
 内容的には、ミステリィと言うより、ホラー色を強く感じました。

 次は長編のミステリィを期待しています。

 Amazonにインタビューの動画が掲載されています。
 興味のある方は、ご参照ください。

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秋期限定栗きんとん事件(下) ◆米澤 穂信

秋期限定栗きんとん事件〈下〉

『秋期限定栗きんとん事件〈下〉』
(創元推理文庫 M よ 1-6)
米澤 穂信 (著)
価格: ¥ 609
文庫: 242ページ
出版社: 東京創元社 (2009/3/5)
ISBN-10: 4488451063
ISBN-13: 978-4488451066
発売日: 2009/3/5
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm

 小鳩くんと小佐内さんは、3年生になってしまいました。
 後は、受験前後の「冬」が残されているだけですが・・・。
 「冬」のスイーツというと・・・。なんだろう。

 奉太郎くんもそうですが、米澤さんの描く主人公の男の子は、名探偵らしい謎を解き明かそうとする能力をなるべく使わないようにしながらも、使ってしまうのですね。
 小鳩くんも奉太郎くんも意識して能力を使わないことで、社会との釣り合いを取ろうとしていますが、普通にかわいくない少年です。
 「遠まわりする雛」の奉太郎くんのように、小鳩くんも素直になれるとよいのですが・・・。

 ※大事な主人公の名前を間違えてしまいました(訂正しました)。
  小鳥と思ってしまったのは、小鳥遊くんの影響でしょうか?(意味のない言い訳)

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秋期限定栗きんとん事件〈上〉◆米澤 穂信

秋期限定栗きんとん事件〈上〉

『秋期限定栗きんとん事件〈上〉』
(創元推理文庫)
米澤 穂信 (著)
価格: ¥ 609
文庫: 254ページ
出版社: 東京創元社 (2009/02)
ISBN-10: 4488451055
ISBN-13: 978-4488451059
発売日: 2009/02
商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm

 Amazonで買ったのですが、日本平動物園に行ったときに紛失してしまい、下巻とともに江崎書店で再購入しました。もったいない。

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実さえ花さえ◆朝井 まかて

実さえ花さえ

『実さえ花さえ』
朝井 まかて (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 253ページ
出版社: 講談社 (2008/10/21)
ISBN-10: 4062150425
ISBN-13: 978-4062150422
発売日: 2008/10/21
商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.6 cm

 小説現代長編新人賞奨励賞受賞作

 著者の朝井まかてさんは、コピーライターなどのお仕事をされていたようですが、これが処女作。
 1959年生まれと私とタメで、遅咲きの大輪といったところでしょうか。

 江戸の市井が良く描かれていて生き生きしており、登場人物の感情が伸びやかで魅力的。
 構成もとてもよく考えてあり、色々な面でとてもよくできた本だと思います。

 とても素敵です。宇江佐さんを越えるような、市井物の書き手になってもらいたいものです。

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コミック2冊 「PLUTO 7」 「XXXHOLiC 14」

PLUTO 7

『PLUTO 7』
(ビッグコミックス)
浦沢 直樹 (著)
価格: ¥ 550
コミック: 193ページ
出版社: 小学館 (2009/2/27)
ISBN-10: 4091823866
ISBN-13: 978-4091823861
発売日: 2009/2/27
商品の寸法: 17.8 x 12.8 x 2 cm

 背筋がしびれるような、すごい展開です。
 面白いな~。これ。


XXXHOLiC 14

『XXXHOLiC 14』
(KCデラックス)
CLAMP (著)
価格: ¥ 560
出版社: 講談社 (2009/2/17)
ISBN-10: 4063756564
ISBN-13: 978-4063756562
発売日: 2009/2/17
商品の寸法: 18.2 x 13 x 2 cm


 こちらも大団円に向けて展開が加速されていますが、ちょっと長すぎるかなぁ。
 「PLUTO」の倍の長さにしては、中身が軽い感じがします。
 比べるべきではないのでしょうが・・・。

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架空の球を追う◆森 絵都

架空の球を追う

『架空の球を追う』
森 絵都 (著)
価格: ¥ 1,400
単行本: 191ページ
出版社: 文藝春秋 (2009/01)
ISBN-10: 4163278303
ISBN-13: 978-4163278308
発売日: 2009/01
商品の寸法: 19 x 13.2 x 1.8 cm

 上手い。文句なしに素晴らしい短編集です。
 全体にユーモアにあふれていますが、きちんと鋭い針が隠されていて、感情のツボを突いてきます。(針治療??)
 すごい本です。これは買います。
 早くもチェーン・ポイズンを抜いて今年の暫定1位です。
 

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ちょっと自慢(ひさしぶり)

よつばとひめくり2009

『よつばとひめくり2009』
あずま きよひこ
カレンダー: 768ページ
出版社: アスキー・メディアワークス (2009/03)
言語 日本語
ISBN-10: 4048672975
ISBN-13: 978-4048672979
発売日: 2009/03
商品の寸法: 14.4 x 10.2 x 5.2 cm

 いちねんは、きょうでできている。
 今年も「よつばとひめくり」買いました。
 会社でも使っているので、変人と思われています。

supercell<初回生産限定盤>

『supercell<初回生産限定盤>』
(2009/3/4)
ディスク枚数: 2
フォーマット: CD+DVD, Limited Edition
レーベル: Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(M)
収録時間: 49 分
ASIN: B001OFB6L2

 初回生産限定盤は、DVD(きちんとした動画は「ブラック★ロックシューター 」だけです。ニコ動でも見れそうな内容でした)と、イラスト集(これは素敵)がついています。
 Neへのプレゼントでしたが、予想外に喜んでくれました。

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つくもがみ貸します◆畠中 恵

つくもがみ貸します

『つくもがみ貸します 』
畠中 恵 (著)
価格: ¥ 1,470
単行本: 255ページ
出版社: 角川書店 (2007/09)
ISBN-10: 4048737864
ISBN-13: 978-4048737869
発売日: 2007/09
商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm

 「まんまこと」 で変わったかと思った畠中さんですが、「あやかし」が出てくるとなんか同じになっちゃいますね。

 (もちろん、「あやかし」が出てくるいつもどおりの方が好きな人もいるでしょうから、けなしているわけではありません。)

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チェーン・ポイズン◆本多 孝好

チェーン・ポイズン

『チェーン・ポイズン 』
本多 孝好 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 332ページ
出版社: 講談社 (2008/10/30)
ISBN-10: 4062151308
ISBN-13: 978-4062151306
発売日: 2008/10/30
商品の寸法: 19.2 x 14.2 x 3 cm

 児童養護施設を扱ったものでは、先日読んだ「七つの海を照らす星」が非常に優れていて、社会性や施設の問題も丁寧に扱われており好感が持てます。
 この本での児童養護施設は、一人の女性の再生の契機となるものですが、現実の施設との間にはギャップがあるように思えます。未読の方には、強く「七つの海・・・」をお勧めします。

 さて、この本ですが、感動しました。
 本多さんの描く人々は、皆なにがしかの欠陥を抱えながら生きています。皆、利己的で身勝手です。
 それでいながら、こうやって人を感動させる物語を綴ることの出来る本多さんは稀有な才能を持っていると思います。
 この本のラストに安直さを感じてしまうことは確かですが、この感動とは別の話だと思います。

 本多さんは最近の2冊しか読んでいませんが、少しずつ昔の本も読んでみようと思います。

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いのちなりけり◆葉室 麟

いのちなりけり

『いのちなりけり』
葉室 麟 (著)
価格: ¥ 1,575
単行本: 255ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/08)
ISBN-10: 4163272801
ISBN-13: 978-4163272801
発売日: 2008/08
商品の寸法: 19 x 13.2 x 2 cm

 「春ごとに花のさかりはありなめどあひ見むことはいのちなりけり」
 宮木さんの「泥ぞつもりて・・・」でもメインに扱われていましたが、この本でも和歌がお話の重要な役割を担っており、大変心をうちます。
 川柳に比べて、ワビ・サビの感覚が弱く、より情感が前面に出てくるのが和歌なのでしょうか?素人なので全然わかりませんが、この2冊でそういう印象を受けました。

 主人公の蔵人、咲弥の恋が真っ直ぐで、強く感動をよびます。
 藩内の名門「天源寺家」に婿入りした蔵人は、主命により義父を討ち、出奔します。咲弥は蔵人の幼なじみ右京とともに仇の蔵人を追うことになりますが・・・。
 というメインのストーリーに「水戸藩」と「鍋島藩」さらに「幕府」の政争が絡んで、話は複雑になっていきます。

 登場人物も多く、時制の前後もあり、(また1箇所、ボーっと読んでいたら話している人がわからなくなるという結構難しい会話記述もあります)若干煩雑な感じもします。蔵人、咲弥以外の登場人物が今イチわかりにくいことも影響しているのかもしれません。

 乙川さんが昔書いていたような主題だけに、葉室さんは大きな時代と社会を絡めながら書こうとしているのだと思いますが、現在のところは乙川さんのように端正な物語が書けているとは言いにくいのでは?

 次の作品を読むのを楽しみにしています。

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陽気なギャングが地球を回す◆伊坂 幸太郎

陽気なギャングが地球を回す

『陽気なギャングが地球を回す 』
(祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎 (著)
価格: ¥ 660
文庫: 394ページ
出版社: 祥伝社 (2006/02)
ISBN-10: 4396332688
ISBN-13: 978-4396332686
発売日: 2006/02
商品の寸法: 15.3 x 10.5 x 1.5 cm

 文庫本はわかりませんが、NONポシェットの惹句には「瀟洒」な小説とありました。
 一般的にこじゃれた建物などに良く使われる形容詞ですが、小説に使われているのははじめてみました。

 確かに、洒落ていて、それでいながら構成や伏線の張り方も完璧で、解説者の方に「瀟洒」だと思わせるような作品だったと思います。
 でも、この本で特筆すべきなのは、成瀬、響野、久遠、雪子の4人組の個性と友情だと思います。
 この本を読んだ人は、ほとんどの人がこの4人が登場する本をまた読みたいと思うでしょう。
 それくらい、個性的で、愛すべき4人組みです。

 続編を読むのが楽しみです。

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国立西洋美術館◆ルーブル美術館展

先週末、Neと一緒に見に行ってきました。
国立西洋美術館ルーブル美術館展
楽しかった。
17世紀のヨーロッパ絵画の絢爛さには驚きましたが、基本は貴族のプロパガンダや贅沢の一環なのですね。
このころ、江戸では浮世絵が「大衆の芸術」として確立されており、ヨーロッパと日本の文化水準の差がよく現れている・・・と、評論家的なことを考えてしまいました。
国立西洋美術館は、常設展だけでもびっくりするほど綺麗な絵画や彫刻がいっぱいあって驚きました。
静岡の県立美術館にもある、地獄の門や考える人が屋外に置かれていて、考える人には、蜘蛛の巣がはっていました。
皇后陛下を見ることが出来たり、アメ横ではなんでも千円になってしまうのに驚いたり、駅前の牛タン屋の昼食が凄く美味しかったり、「本」をなくして、西洋美術館のスタッフの方に大変親切にしていただき、無事に見つかったり。本当に行って良かったと思いました。
どこかで風邪をもらってきてしまったらしく、体調はまた悪くなってしまいましたが・・・。

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