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太陽の坐る場所◆辻村 深月 或いは 桜の雨

太陽の坐る場所

『太陽の坐る場所』
辻村 深月 (著)
価格: ¥ 1,500
単行本: 346ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/12)
ISBN-10: 416327720X
ISBN-13: 978-4163277202
発売日: 2008/12
商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm

 昨日yahoo!動画でちょっと見て、ニコニコ動画へ行って、「桜の雨」という初音ミクの楽曲を聴きました。
 いいね、卒業式シーズンにタイムリーと思って、関連の再生数の多い動画を見てみると、262人で合唱(勿論、262人別々に録音したものを合わせたものです)しているバージョンがあって、正直泣きました。
 楽曲も、それで合唱をしようというプロジェクトの心意気も、参加している人々の生き生きとした歌声も。
 感動しました。

 閑話休題

 辻村さんは1980年生まれなので、この本の主人公たちとまったく同い年ということになります。若い!!
 自分は50才になろうとしているのに、未だに情緒が不安定で、空気が読めず、人の気持ちがわからないダメな性格ですが、高校生の時はさらにひどかったと思います。
 そんな自分が楽しい高校生活を送れたのは、藤枝東高校の極北、男性クラスに3年間在席したためだと思います。良い高校時代でした。
 (当時は男子クラス3クラス、男女混合クラス4クラスでした)
 未だに女性はよく解りません。(男性もよく解りませんが、それ以上)
 勉強になりました。

 とても面白い本で、1晩で読み切ってしまいました。

 語り手が章ごとに変わることで、登場人物それぞれの印象が変わっていき、本当の姿が浮き彫りになって
 いきます。
 醜いことが見えてくることも確かですが、美しいものも見えてきます。
 ミステリィ的な楽しさも加わり、とても水準の高い本だと思います。

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美女と竹林◆森見登美彦

美女と竹林

『美女と竹林 』
森見登美彦 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 296ページ
出版社: 光文社 (2008/8/21)
ISBN-10: 433492624X
ISBN-13: 978-4334926243
発売日: 2008/8/21
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm

 う~ん。これは、なんと評したらいいか・・・。
 すいません、コメントなしでお願いします。

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メモリー 下 ◆ロイス・マクマスター・ビジョルド

メモリー 下

『メモリー 下 』
(創元SF文庫)
ロイス・マクマスター・ビジョルド (著), 小木曽 絢子 (翻訳)
価格: ¥ 987
文庫: 368ページ
出版社: 東京創元社 (2006/7/27)
ISBN-10: 4488698131
ISBN-13: 978-4488698133
発売日: 2006/7/27

 随分久しぶりにビジョルドさんの本を読みました。
 棚晒しになっていたものを、風邪で寝ている間に読んだのですが、凄く面白く、一気に2冊読んでしまいました。
 久しぶりで気がついたのは、難しすぎてよく解らないところが多々あったことです。
 ヴォルコシガン・シリーズ(でよかったのか?)は、既刊も多く、ビジョルドさんの看板シリーズだけに登場人物、設定などの積み重ねが多いため、久しぶりに読んだので忘れていて理解できないことも多いと思いますが、それに加えて著者の洒脱な表現が難しくて理解できない。
 翻訳が悪いんじゃないかと、他人を悪者にしてしまいたくなるほどです。

 でも、ストーリーが面白いので、わからない表現はとばしてしまって全然OKでした。
 昔からそういう読み方をしていたと思います(汗)。

 僕のように素養のない人にもそれなりに、素養のある人にはもっとずっと楽しめる本なのでしょう。

 今回は、このシリーズでは珍しく、切った張ったのシーンが無く、ミステリィ面の強いお話です。

 ここに来て転身を遂げたマイルズですが、ちょっと地味っぽい方向に行ってしまいそうで・・・。

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メモリー 上◆ロイス・マクマスター・ビジョルド

メモリー 上

『メモリー 上 』
(創元SF文庫)
ロイス・マクマスター・ビジョルド (著), 小木曽 絢子 (翻訳)
価格: ¥ 1,029
文庫: 400ページ
出版社: 東京創元社 (2006/7/27)
ISBN-10: 4488698123
ISBN-13: 978-4488698126
発売日: 2006/7/27
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm

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寒椿ゆれる◆近藤史恵

寒椿ゆれる

『寒椿ゆれる 』
(単行本)
近藤史恵 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 284ページ
出版社: 光文社 (2008/11/21)
ISBN-10: 433492638X
ISBN-13: 978-4334926380
発売日: 2008/11/21
商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.8 cm

 近藤さんのこのシリーズを読むのは2冊目です(猿若町シリーズ?で良いですかね?)
 この前に読んだ「にわか大根」よりも、登場人物に慣れてきたせいかスムーズに作品世界に入ることができ、楽しく読めました。
 この本で新たに登場した「おろく」がなかなかに魅力的な女性で、作品に花を持たせていると思います。
 加納さんの新作が無い昨今、近藤さんが最大の希望です。

 このシリーズも是非長く続けていただきたい。期待しています。

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ハブテトル ハブテトラン◆中島 京子

ハブテトル ハブテトラン

『ハブテトル ハブテトラン』
中島 京子 (著)
価格: ¥ 1,470
単行本: 251ページ
出版社: ポプラ社 (2008/12)
ISBN-10: 4591107124
ISBN-13: 978-4591107126
発売日: 2008/12
商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 3 cm

 ポプラ社らしい(?)良い本でした。
 児童向けの本です。大人が読んでも面白いと思いますが・・・。

 瀬戸内の伸びやかな感じがすごく良くて、行きたいな~と思いました。
 できれば、海水浴シーズンが終わった秋口に釣竿を持って行きたいな~。

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泥(こひ)ぞつもりて◆宮木 あや子

泥(こひ)ぞつもりて

『泥(こひ)ぞつもりて』
宮木 あや子 (著)
価格: ¥ 1,550
単行本: 256ページ
出版社: 文藝春秋 (2008/11/26)
ISBN-10: 4163276602
ISBN-13: 978-4163276601
発売日: 2008/11/26
商品の寸法: 19.2 x 13 x 2.2 cm

宮木あや子さんの既読書
花宵道中 2007/10
雨の塔 2008/3
白蝶花 2008/8

 花宵・・・で江戸時代の吉原を、雨の塔で少女の寄宿学校を、白蝶花で昭和初期~終戦の日本を舞台にレベルの高い作品を出し続けている宮木さんですが、この本は平安時代の京都の朝廷を舞台にしています。
 平安時代にふさわしく、雅で絢爛、人々の感情も恐ろしいほど濃く描かれていて凄いです。
 色々な舞台で描かれているのはやはり女性の情感なのですが、それにしても引き出しが多い。
 この人は、どれだけストックがあるのでしょうか・・・。

 次回作が本当に楽しみな作家さんです。

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彼岸花◆宇江佐真理

 彼岸花

『 彼岸花 』
宇江佐真理 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 252ページ
出版社: 光文社 (2008/11/21)
ISBN-10: 4334926401
ISBN-13: 978-4334926403
発売日: 2008/11/21
商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.4 cm

 やっと、週末です。今週は仕事も忙しかったが、風邪でのどが痛くなりとても辛い1週間でした。

 さて、最近宇江佐さんの本に悪口ばかり言っていましたが、この本は良かった。
 乙川さんのような人情話になっています。
 特に、尼さん4人のお話はなかなかに素敵で、シリーズ化したら・・・と思うほどでした。

宇江佐さん、本当に大好きな作家さんです。がんばってもらいたい。

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ねにもつタイプ◆岸本 佐知子

ねにもつタイプ

『ねにもつタイプ』
(単行本)
岸本 佐知子 (著)
価格: ¥ 1,575
単行本: 208ページ
出版社: 筑摩書房 (2007/1/25)
ISBN-10: 4480814841
ISBN-13: 978-4480814845
発売日: 2007/1/25
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2 cm

 面白かった。
 エッセイ集になるのでしょうが、ショートショートとして優れたものがたくさんあり、とても後を引く本でした。
 ついつい、題名を読み返して、分類してしまおうとしたりして。
 著者と年代が近いせいか、出てくガジェットがとても懐かしく(足踏みミシンなど、今の子供は見たことも無いでしょう)、「ニグのこと」「ぜっこうまる」などノスタルジックな色合いのものに強く惹かれました。
 クラフト・エヴィング商會の挿画も出色でした。
 久しぶりに買って手元においておきたいと思いました。

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草祭◆恒川 光太郎

草祭

『草祭』
恒川 光太郎 (著)
価格: ¥ 1,575
単行本: 260ページ
出版社: 新潮社 (2008/11)
ISBN-10: 4103130415
ISBN-13: 978-4103130413
発売日: 2008/11
商品の寸法: 19.4 x 13 x 2.6 cm

 恒川さんの描く、どこかノスタルジーを誘うような異世界が「恒川ワールド」と名付けられたようです。
 出版社も酷なことをするなあ・・・。と思いました。
 恒川さんの作り出す世界にどこか近しいものがあるのは確かですが、積極的に固定化することで、ファンタジーとしての幅が狭くなってしまわないか心配です。
 確かにこの本は、美奥という不思議な世界を、色々な時代、目線で見たファンタジーで、常川さんの面目躍如といった感があります。
 大変面白い本でした。

 毎度のことですが、藍色さまブログの「粋な提案」のこの記事を見て図書館に予約を入れました。
 藍色さま、いつもありがとうございます。
 

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MM9◆山本 弘

MM9

『MM9』
山本 弘 (著)
価格: ¥ 1,680
単行本: 285ページ
出版社: 東京創元社 (2007/12)
ISBN-10: 4488018122
ISBN-13: 978-4488018122
発売日: 2007/12
商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.2 cm

 楽しく読めました。
 山本さんは、ト学会の会長さんです。世間にはびこる非科学的な「トンデモ本」を糾弾(というか俎上にあげて笑い飛ばす)する立場にあり、ウルトラ怪獣ものである本書などは真っ先に引っかかりそうですが・・・。
 そこはそれ、私には理解不能な原理で物理法則の限界を突破して、見事にMM(モンスターマグネチュード)9という究極怪獣まで登場させています。
 今の50代~40代は、ウルトラもの全盛時代に幼少期を過ごしているので、どう考えてもこの本は大好きだと思います。
 同世代の特に男性には是非読んで昔を思い出してもらいたい。素敵な本です。

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