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2008.04.30

烏金

烏金

『烏金 』

烏金
著者/訳者名 西条奈加/著
出版社名 光文社 (ISBN:978-4-334-92563-5)
発行年月 2007年07月
サイズ 253P 19cm
価格 1,470円(税込)

 西条奈加さんの読了本
 芥子の花
 金春屋ゴメス

 西条さんの「金春屋・・」のシリーズは、発想は面白いのですが、SFとしてダメなところが見え隠れしだして次回作が出ても読めないのではないかと思っていましたが、この本はきちんと江戸の市井ものになっていて楽しめました。
 宇江佐さんもエッセイの中で書いていましたが、時代小説を書き始めると、どうしても時代考証が障害になってしまうことがあると思います(宇江佐さんは大川と隅田川を同じ川と思っていなかったというようなことを書いていました)。そこを逃れられるアイディアではあったわけですが、逆にこの本で紹介されている「烏金」(朝から夕方、或いは夕方から朝までの1日の借金)のような仕組みの必要性は無くなってしまうでしょう。
 江戸時代テーマパークは面白い発想ですが、テーマパークなのに、無理矢理現実性を持たせる説明を聞いてもぜんぜん面白くない。それに比べて、江戸に実際にあった「烏金」を知ることは楽しいことです。

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