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まんまこと

まんまこと

『まんまこと 』

著者/訳者名 畠中恵/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:978-4-16-325840-9)
発行年月 2007年04月
サイズ 316P 20cm
価格 1,470円(税込)

 2007年上期 直木賞 候補作

 畠中恵さんの読了本
 みぃつけた
 とっても不幸な幸運 2005/09
 ゆめつげ 2005/02
 ねこのばば 2005/02
 ぬしさまへ 2005/01
 しゃばけ 2004/04

 文芸春秋社で出すだけあって、「しゃばけ」のシリーズよりも大人向けになっています。
 安心して読めるところは変わらないのですが、主人公「麻之助」と「お由有」、その許嫁「お寿ず」と「又四郎」と微妙な恋愛感情を絡めることで、話に幅が出てきます。
 江戸時代の民事訴訟はこんなシステムでさばかれていたのですね。
 とても楽しく読めました。

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烏金

烏金

『烏金 』

烏金
著者/訳者名 西条奈加/著
出版社名 光文社 (ISBN:978-4-334-92563-5)
発行年月 2007年07月
サイズ 253P 19cm
価格 1,470円(税込)

 西条奈加さんの読了本
 芥子の花
 金春屋ゴメス

 西条さんの「金春屋・・」のシリーズは、発想は面白いのですが、SFとしてダメなところが見え隠れしだして次回作が出ても読めないのではないかと思っていましたが、この本はきちんと江戸の市井ものになっていて楽しめました。
 宇江佐さんもエッセイの中で書いていましたが、時代小説を書き始めると、どうしても時代考証が障害になってしまうことがあると思います(宇江佐さんは大川と隅田川を同じ川と思っていなかったというようなことを書いていました)。そこを逃れられるアイディアではあったわけですが、逆にこの本で紹介されている「烏金」(朝から夕方、或いは夕方から朝までの1日の借金)のような仕組みの必要性は無くなってしまうでしょう。
 江戸時代テーマパークは面白い発想ですが、テーマパークなのに、無理矢理現実性を持たせる説明を聞いてもぜんぜん面白くない。それに比べて、江戸に実際にあった「烏金」を知ることは楽しいことです。

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ロンド・カプリチオーソ

ロンド・カプリチオーソ

『ロンド・カプリチオーソ 』

ミステリ・フロンティア 41
著者/訳者名 中野順一/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:978-4-488-01742-2)
発行年月 2007年11月
サイズ 322P 20cm
価格 1,890円(税込)

 中野さんは地元の出身作家さんです。初読みです。
 ジャンル的には、ハードボイルドで良いのでしょうか?
 なかなか都会的で良くできていると思います。
 主人公の恋人「花梨」の特殊能力がポイントになると思いきや、あまりそこに寄りかかることなく構成されており、無理が無くて楽しめました。
 (要因にはなっているが、手段としてはあまり使っていないという感じ?)

 このシリーズの前の本やほかの本も読んでみたいと思わせる作家さんです。

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骸の爪◆道尾秀介

骸の爪

『骸の爪』

著者/訳者名 道尾秀介/著
出版社名 幻冬舎 (ISBN:4-344-01139-2)
発行年月 2006年03月
サイズ 390P 20cm
価格 1,785円(税込)

 道尾秀介さんの読了本
 ラットマン
 ソロモンの犬
 向日葵の咲かない夏
 シャドウ
 片眼の猿

 道尾さん自身?がワトソン役で登場するシリーズです。
 探偵役「真備」、霊感が強い助手「凜」と配役はそろっていて、オカルトっぽい雰囲気を出しながら全くの本格。
 道尾さんらしく、たくさんの伏線を丁寧に回収していくラストがなかなかのものです。
 「騙された!」的な叙述トリックは最近の作品ほど強く出していないようで、ちょっと残念。

 さて、仏師というと「風に舞い上がるビニールシート」に面白い話があった(確かあれも仏像の手が取れるミステリィだったような・・・?)と思うのですが、ぜんぜん思い出せない。
 う~ん。

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嘘つき。 やさしい嘘十話

嘘つき。 やさしい嘘十話

『嘘つき。 やさしい嘘十話』


ダ・ヴィンチブックス
著者/訳者名 西加奈子/〔ほか〕著 ダ・ヴィンチ編集部/編集
出版社名 メディアファクトリー (ISBN:4-8401-1599-0)
発行年月 2006年09月
サイズ 228P 15cm
価格 620円(税込)

 アンソロジー
 特に心に残ったお話はありませんでしたが、三崎 亜記さんの短編がいかにもこの人らしい作品で、他の発想は出来ないのかな~?と思いました。
 (ファンの人ごめんなさい)

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私の男

私の男

『私の男』

著者/訳者名 桜庭一樹/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:978-4-16-326430-1)
発行年月 2007年10月
サイズ 381P 20cm
価格 1,550円(税込)

2007年度下期 直木賞受賞作

桜庭一樹さんの既読書
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。
青年のための読書クラブ
赤朽葉家の伝説
少女七竈と七人の可愛そうな大人
少女には向かない職業
 

 う~ん。
 これで直木賞を取ったのは桜庭さんにとって良かったのでしょうか?

 先日読んだばかりの「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」のテーマを展開した作品です。
 これはこれで良い本だと思いますが、お子様と呼ばれててしまうかもしれませんが、「砂糖菓子・・」の方が好きです。

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まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒

『まほろ駅前多田便利軒』


著者/訳者名 三浦しをん/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:4-16-324670-3)
発行年月 2006年03月
サイズ 334P 20cm
価格 1,680円(税込)

三浦しをんさんの既読書
 風が強く吹いている
 

 最近コメントが遅れてしまっています。
 昼休みに読み終わった本の表紙と情報をテンプレートに貼り付けて用意するのですが、コメントを書く前に仕事が入ってきて断念してしまうことが多々あります。
 そういうときは、会社で帰宅前にコメントを入れていたのですが、残業が多くなってそれも出来ません。
 つい、こうして翌朝入れることになるのですが、9:30スタートの会議資料もコピーしなればならないし、電話もかかってくるしなかなかせわしないものがあります。

 さて、言い訳はともかく、この本はひとことで言って三浦しをん版「IWGP」ですね。
 そう思ってしまうと、点数が辛くなってしまいます。
 三浦さんらしいところは、「多田」と「行天」のありえね~コンビ、「行天」のありえね~キャラですか。
 「西洋骨董洋菓子店」(最近読んだ)の店主と黒めがねのコンビニも通ずる、男だったら絶対書けない関係です。

 Akいわく、三浦さんもよしながさんもありえないことは分かっていてファンタジーとして書いている。とのことで、男性が書く理想の女性像に近いのかもしれません。

 お話としては、とても面白くできていて、「やおい」もなく、「IWGP」に比べなければ良い本です。

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ルピナス探偵団の当惑◆津原泰水

ルピナス探偵団の当惑

『ルピナス探偵団の当惑』

創元推理文庫 Mつ4-1
著者/訳者名 津原泰水/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:978-4-488-46901-6)
発行年月 2007年06月
サイズ 333P 15cm
価格 756円(税込)

津原泰水さんの既読書
 ルピナス探偵団の憂愁
 ブラバン
 

 ふむふむ。
 「憂愁」の方がよいように思えます・・。
 津原さんの成長していることがよく解ります。

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スロウハイツの神様 下

スロウハイツの神様 下

『スロウハイツの神様 下』


講談社ノベルス ツI-09
著者/訳者名 辻村深月/著
出版社名 講談社 (ISBN:978-4-06-182512-3)
発行年月 2007年01月
サイズ 317P 18cm
価格 987円(税込)


辻村深月さんの既読書
 凍りのくじら
 スロウハイツの神様 上
 

 いや~。これは良かった。
 すごく素敵な本でした。

 辻村さんは、スロウ・ハイツの神様ことチヨダ・コーキ(コウちゃん)のモデルとして「甲(コウ)・乙」で乙一さんを念頭に置いていたのではないでしょうか?
 辻村さん、作風から見ると乙一さん好きそうですし・・。
 「赤羽環」のモデルは著者本人かもしれません。

 「チヨダ・コーキ」=「乙一」説を採れば、コウちゃんが(実際にはやっていない)コミックの原作を「やっていた」と言うところが、「デスノート」と乙一さんの関係とかぶってなかなか楽しませます。
 「デス・ノート」は「L」が死んだあと登場人物がどんどん増えていくのが乙一さんらしくなく、自分としては「大場つぐみ」=「乙一」説は否定的ですが、「L」が死ぬ迄の前半部分(自分もこの頃は毎週読んでいました)は乙一さんの原作と言われればなるほどと頷けます。
 これはAkからの受け売りなのですが、「乙一」の「おつ」と「小畑健」の「おば」を繋げて、「おおばつ」に「組」をつけて、「おおばつ組」=「大場つぐみ」であるという説があるようです。
 これは、全く乙一さんらしいネーミングで、100%間違いないと思っていたのですが、後半の展開は・・・?

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秋の牢獄

秋の牢獄

『秋の牢獄』

著者/訳者名 恒川光太郎/著
出版社名 角川書店 (ISBN:978-4-04-873805-7)
発行年月 2007年10月
サイズ 223P 20cm
価格 1,470円(税込)

恒川光太郎さんの既読書
 雷の季節の終わりに
 夜市

 なかなか仕事が忙しい状態が終わりません。
 悪いことにAkも仕事で一杯いっぱい。身辺の整理がぜんぜん進みません。
 そんな中で、Tkは大学入学で下宿生活をはじめるし、Neは新中学生。
 ・・・と、この記事をきちんとしないまま放置してしまった言い訳です。

 この本は意外です。「ターン」があるのに、何故このお話を書いたのでしょうか?

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スロウハイツの神様 上

スロウハイツの神様 上

『スロウハイツの神様 上』


講談社ノベルス ツI-08
著者/訳者名 辻村深月/著
出版社名 講談社 (ISBN:978-4-06-182506-2)
発行年月 2007年01月
サイズ 243P 18cm
価格 893円(税込)

辻村深月さんの既読書
 凍りのくじら
 

 面白い!
 久々に「上巻読み終わっちゃったけれど、下巻がない!!」と欲求不満になるような本でした。
 下巻が楽しみです。
 (下巻でがっかり・・ということがないと良いのですが・・。)

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