『文七元結』
古今亭志ん朝-4/落語名人会4
「文七元結」
アーティスト 古今亭志ん朝
レーベル ソニー・ミュージックレコーズ (規格番号:SRCL-2784)
発売日 1993年12月01日
盤種 CD
定価 2,039円(税込)
さて、大倉さんの影響で「落語を聞いてみるかな・・」と思っていたところ、女房がいつまでも取っているVISAの本に落語の特集があり、そこで紹介されていたCDを図書館で借りてみました。
有名な話なんでしょうね。聞いてみると、飛び込み自殺を図る手代を止めるところなどどこかで聞いたことがあるような気がします。聞く前に解説をちゃんと読んでおきましたのでストーリーはわかっているのですが、泣かせます。笑わせます。
落語を聞きに行く人は、皆ストーリーをちゃんと承知した上で、落語家の芸を見るんですね。深い世界です。
主人公が博打で有り金使ってしまっているので、娘が吉原の店にいるのがわかっても着ていく着物がない、仕方なく女房の着物を取り上げると、女房は腰巻きを洗ってしまっているので風呂敷を腰巻き代わりにして、「紋付きの腰巻き」と笑わせる。艶笑と迄はいかないが、まあそういう笑いも必要かな?と思っていると、
翌朝、助けた手代の店主がやってきて娘を身請けしてくれる。白無垢姿で帰ってきた娘に、あまりに恥ずかしい格好をしているので隠れていた女房が、飛び出してきて抱き合うわけです。
「紋付きの腰巻き」といういわば下ネタに近いものが、素晴らしい効果を上げる・・。
何人もの名人といわれる人の口を通してつながってきた落語のすごさを感じました。
本当に楽しい時間でした。これからも少しずつ聞いて勉強していきたい。
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