« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »
著者/訳者名 酒見賢一/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:4-16-323490-X)
発行年月 2004年11月
サイズ 485P 20cm
価格 2,000円(税込)
う~ん。特にコメントはありません。
富士見ミステリー文庫
著者/訳者名 桜庭一樹/〔著〕
出版社名 富士見書房 (ISBN:4-8291-6276-7)
発行年月 2004年11月
サイズ 206P 15cm
価格 525円(税込)
Neが図書館で借りてきたので、又借りして読みました。
これは、傑作と言って良いのではないでしょうか?
この本の最大の問題点はカバーと挿絵ですね。ぜんぜんイメージと合わないんです。
2007年3月に単行本化されていますので、そちらで読んだ方が良いかもしれません(高いけど)。
すごく良い本です。おすすめです。
ところで、
先週末に「ジョイフル東海」リニューアルの「マックスバリュー」が開店しました。
すごくこんでたいへんでした(大変なら行くなよ>オレ)。
ゴールドブレンドが290円!バナナが98円(完全に1束)!
肉と野菜を買ってすき焼きにしました。
今日はTkの受験日。がんばってくれたと思いますが・・。
ミステリーYA!
著者/訳者名 大倉崇裕/作
出版社名 理論社 (ISBN:978-4-652-08614-8)
発行年月 2007年09月
サイズ 339P 20cm
価格 1,365円(税込)
大倉さんの落語を題材にしたミステリーは、東京創元社のシリーズを3冊読んでいますが、こちらはそれとは別の本で、出来ればこれもシリーズ化してもらいたい1冊です。
創元社のシリーズでは、ミステリィ的な善し悪しは判断できませんが、最新刊の『やさしい死神』が心温まるお話が多く、とても良い本だと思います。
この本も、人物の描写など「YA」というジャンルを考えてかコミカルすぎる感じもしますが、大倉さんらしい優しさが出ていて楽しめました。
ブックストア・ウォーズ
著者/訳者名 碧野圭/著
出版社名 新潮社 (ISBN:978-4-10-305671-3)
発行年月 2007年10月
サイズ 251P 20cm
価格 1,470円(税込)
碧野圭さんは初読みです。これは書店もの。
東京郊外のペガサス書店1号店。ビルの3階分占めている大型書店、地方では老舗です。
前半は、2人の主人公、40代になってしまった独身女性副店長と20代後半で他人もうらやむ結婚をしたコネ有り女性店員との確執が長く続くきます。
両方とも大人なのに・・・、と不思議に感じます。
まわりの男性店員が副店長の出世に反感を持っていて足を引っ張るという、なんかなあという部分もあります。
しかし、月額500万円の売上アップのために、一致団結してがんばる後半は怒濤の展開で楽しめました。
前半部分、決してほめられたものではない主人公2人を時間をかけて描いているから、後半の展開が生きてくるのかもしれません。
2008年本屋大賞ノミネート作が発表されていました。
『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹
『悪人』 吉田修一
『有頂天家族』 森見登美彦
『映画篇』 金城一紀
『カシオペアの丘で』 重松清
『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
『サクリファイス』 近藤史恵
『鹿男あをによし』 万城目学
『八日目の蝉』 角田光代
『私の男』 桜庭一樹
桜庭さんが2冊ノミネートと、直木賞受賞に続いてすごいことになっています。
しかし、自分の選んだ10冊と比べると、『赤朽葉・・』しか共通の本がない!。まだまだ読書量が足りないですね・・。
直木賞などは1冊も読んでなかったし。トホホ・・。
未読の本については、なるべく早めに読んでみたいと思います。楽しみです。
それにしても、『図書館革命』が無いとは・・。本当に意外です。
1度読み出したら、必ず4冊セットで売れるという本屋ウハウハの商品だと思うのですが・・。
著者/訳者名 弘也英明/著
出版社名 新潮社 (ISBN:978-4-10-305951-6)
発行年月 2007年11月
サイズ 278P 19cm
価格 1,260円(税込)
第19回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作
なんか、『鴨川ホルモー』と似ていますね。つい比べてしまいます。
主人公「厭太郎」が去勢されていることは、それなりに意味がある(どうも魅力の乏しい主人公の特徴となっている、仇打ちの感情的な根拠になっているなど)のはわかります。
しかし、その為にこの手のお話では不可欠とも思える「恋愛感情」が出てこないため、全体として花のないお話になってしまったような気がします(犬側にはでてくるのですが・・)。
柾兼(父)、笹乃(母)と見立てたの家族的なつながりを前面に出したかったのでしょう。
ちょっと気持ちの悪い世界観はなかなかのものだと思うのですが・・。
若いころなら、きっと『鴨川・・』よりこちらを選んだのでしょうが、今の自分には相当差があるように思えます。
しかし、期待できる新人さんがまた出てきました。次の作品を楽しみに待つことにします。
(万城目さんは2作目で直木賞候補になるようなお方、比較するのが悪いのかもしれません。)
最近のコメント