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2007.11.13

ホテルジューシー

ホテルジューシー

『ホテルジューシー』

著者/訳者名 坂木司/著
出版社名 角川書店 (ISBN:978-4-04-873800-2)
発行年月 2007年09月
サイズ 357P 19cm
価格 1,470円(税込)

 これは、ミステリィでした。安心しました。
 坂木さんは、取材力がありいろいろな職業を生かした本を書いてくれます。
 宅急便は、ミステリィにするにはサプライズがなさ過ぎる職業だったのでしょうか?
 この本は「ホテル」となんと言っても「沖縄」がメインになっています。
 主人公はきちんとしすぎていて好きになれませんが(て言うか、相手が僕を嫌悪すると思います)、それなりに魅力的で、成長していく姿が判りやすくて良いんじゃないでしょうか。
 探偵役のオーナー代行は逆にぐたぐたしすぎでこれも印象が悪いですが、「沖縄」という土地のイメージを出しやすいようにこういう無茶苦茶な人物設定になっているのだと思います。

 7&わいの分類では「日本ミステリー 女性作家」になっています。勿論、坂木さんは覆面作家なので性別は判らないのですが、僕もかねがね女性だと思っていました。
 でも、この本を読んで何となく「この人男かな~?」と思いました。意識して女性的な後書きを書いているんじゃあ・・・と勘ぐってしまったからです。
 どうも、最近の坂木さんはほんわかした本の裏に隠れた用意周到さが見え隠れしているようで、それが読者を変な想像に導いているような気がします。

 この本も藍色さまの「この」書評を読んで図書館に予約を入れました。ありがとうございました。

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コメント

こんばんは。
今回もリンク、コメント、トラックバックありがとうございます。
坂木さんって高い取材力をお持ちですよね。
沖縄の雰囲気がとっても伝わってきました。
浩美のおせっかいが過ぎるのは、若さ故の勇み足と物語を進めるためと思ったりもして…深読みでしょうか?(笑)。

投稿: 藍色 | 2007.11.16 02:12

藍色さん、こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
沖縄って行ったことがないですが、亜熱帯的なルーズさがあるのでしょうか?個人的には是非行ってみたいと思いました。
主人公の「おせっかい」さは藍色さんのご意見の通りだと思います。
実は、おせっかいなところは好感を持っています。
勇気があるな~と、感心はしても嫌悪を感じることはありません。
主人公を好きになれないというのは、周りの人もきちんとさせようとする人には近づきたくないという自分の逃げでしかありません。

投稿: t-saito | 2007.11.16 18:53

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装幀はtheGARDEN石川絢士。「野性時代」掲載+書き下ろし。連作短編集。 語り手の柿生浩美は大学の夏休み、石垣島の民宿でアルバイト。オーナーから頼まれ那覇のボロ宿、ホテルジューシーへ。先輩の松谷さんはさらりと去って残る... [続きを読む]

受信: 2007.11.16 02:13

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