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2007年8月

2007.08.28

幸福ロケット

幸福ロケット

『幸福ロケット』
著者/訳者名 山本幸久/著
出版社名 ポプラ社 (ISBN:4-591-08970-3)
発行年月 2005年11月
サイズ 252P 20cm
価格 1,260円(税込)

 山本さんの本を読むのも5冊目になります。
 「本の雑誌」でたしか北上さんは山本さんは上梓する本が全て傑作だとほめていましたが、これまでの5冊はいずれも素敵な本で、レベルの高い作家さんだなと感心していました。
 その5冊の中でも、この本が一番気に入りました。小学5年生の少女と少年の恋のお話と言ってしまえば陳腐ですが、純粋さ、一途さに心が洗われるようでした。
 「ぐるぐる・・」を読ませることに成功したNeに次はこの本を読ませようと画策していますが、6年生には読むのは大変かもしれません。

 凸凹デイズ
 笑う招き猫
 美晴さんランナウェイ

武士道シックスティーン

武士道シックスティーン

『武士道シックスティーン』
著者/訳者名 誉田哲也/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:978-4-16-326160-7)
発行年月 2007年07月
サイズ 349P 20cm
価格 1,550円(税込)

 性格も、剣道に対する姿勢も全く違う2人の少女の友情と成長を温かい目で描いています。
 特に磯山香織がぶっ飛んでいて、なかなか笑えます。
 「そんなやついね~よ」と突っ込みながら、ついつい感情移入してしまったり・・。
 良い本ですね。Neのために買っておこうかなどと考えてしまいました。

 この本は、ブログ「粋な提案」のこの書評を見て読みました。藍色さまありがとうございました。

七姫幻想

七姫幻想

『七姫幻想』
著者/訳者名 森谷明子/著
出版社名 双葉社 (ISBN:4-575-23540-7)
発行年月 2006年02月
サイズ 339P 20cm
価格 1,680円(税込)

 森谷さんの本も3冊目になりました。
 この本の雰囲気が森谷さんの色として定着していくのかな・・?
 「れんげ畑・・」も良かったですが、古典ミステリィというのは独特で、他の人にはないものですから大事にしてもらいたいと思います。勿論、現代物も大歓迎です。なるべくたくさん書いて欲しい作家さんです。
 この本も「本のある生活」の書評を見て読ましてもらいました。juneさま、いつもありがとうございます。

----8/30追記

 donmaboさんの「まあぼの交差点」の書評がすごかったので、勝手にリンクさせていただきます。聞こえないでしょうが、ありがとうございました。

2007.08.24

D列車でいこう

D列車でいこう

『D列車でいこう』
著者/訳者名 阿川大樹/著
出版社名 徳間書店 (ISBN:978-4-19-862329-6)
発行年月 2007年05月
サイズ 363P 19cm
価格 1,785円(税込)

 熱い、熱いお話で。とても楽しく読めました。
 ロングテールって、「無駄話」だと思っていましたが、ちょっと意味が違うのですね。勉強になりました。

 「凸凹デイズ」っぽいお話ですが、重厚長大産業の鉄道が舞台ですのでどうしても「プロジェクトX」的になりがちですが、男前の女性「深田由希」をがんばらせることで上手くおもしろいお話にしています。
 ニコンのステッパー部門のお話や、バブルの土地神話の崩壊のお話などかなり重い経済問題をわかりやすく紹介していて、作者の取材力や分析力が優れていることがわかります・・・が、そういうところを表に出さないで、あくまでエンタメに特化しているところに感心させられます。

2007.08.22

吉原手引草

吉原手引草

『吉原手引草 』
著者/訳者名 松井今朝子/著
出版社名 幻冬舎 (ISBN:978-4-344-01295-0)
発行年月 2007年03月
サイズ 256P 20cm
価格 1,680円(税込)

 直木賞受賞作

 消えた花魁「葛城」についての関係者の証言を集めた形になっています。
 周りからの証言を集めて、一人の人間を描き出すのは大変難しいと思います。
 このような形を取るなら、「葛城」をもっと「異常な」人にした方が良かったのではないかと思います。
 これでは驚きがない。
 良い作品で、直木賞に選ばれたのですから、ほめる必要はないでしょう。
 自分としては「非道・・」や「家、家」の方が好きなのですが・・。

ワーキング・ホリデー

ワーキング・ホリデー

『ワーキング・ホリデー 』
著者/訳者名 坂木司/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:978-4-16-326120-1)
発行年月 2007年06月
サイズ 287P 20cm
価格 1,550円(税込)

 ミステリィではないですよね?
 題名は一体どういう意味が・・・・・?

2007.08.20

8月18日の釣り

久しぶりに、次郎長通りの投げ釣り専門店でえさを買い、三保五中下へ。
波は何とかなる程度だが、風が強い。ルアーの人たちが並んで投げている。
ちょっと厳しいかな?と内海へ。
マリーナ側からはいると、海水浴場は釣り禁止の看板が・・。
ここから・・。の看板の北側に出て釣りはじめたが、ぜんぜんアタリなし。
便所下まで歩いたところ、Akiraさんと弟さんに出会った。久しぶり。
Akiraさんは、がんがん釣っているよう。5~6色だという。
そこまでは飛ばないのでしょうがない。結局1匹釣れて、ボーズは免れた。
Akiraさんたちと釣りをすると、レベルの違いがよく解って、もっとがんばらなければ・・・と痛感する。

2007.08.16

天と地の守り人 第3部

天と地の守り人 第3部

『天と地の守り人 第3部 』
偕成社ワンダーランド 34
著者/訳者名 上橋菜穂子/作 二木真希子/絵
出版社名 偕成社 (ISBN:978-4-03-540340-1)
発行年月 2007年03月
サイズ 364P 22cm
価格 1,575円(税込)

 読み終わりました。
 本当に良くできた、素晴らしいファンタジーです。
 ナルニア国物語やゲド戦記に勝るとも劣らない物語だと思います。
 TVアニメによる一時的なブームで終わることなく、子供たちにずっと読み続けられる物語であってもらいたい。
 そんな本です。

鹿男あをによし

鹿男あをによし

『鹿男あをによし』
著者/訳者名 万城目学/著
出版社名 幻冬舎 (ISBN:978-4-344-01314-8)
発行年月 2007年04月
サイズ 394P 20cm
価格 1,575円(税込)


 自分としては「鴨川ホルモー」の方が面白かった。
 これに直木賞をあげればネタとしては面白かったのに・・。

安政五年の大脱走

安政五年の大脱走

『安政五年の大脱走』
著者/訳者名 五十嵐貴久/著
出版社名 幻冬舎 (ISBN:4-344-00323-3)
発行年月 2003年04月
サイズ 388P 20cm

 面白い本でした。
 一読の価値あり。

2007.08.12

六の宮の姫君

六の宮の姫君

『六の宮の姫君』
創元クライム・クラブ
著者/訳者名 北村薫/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:4-488-01259-0)
発行年月 1992年04月
サイズ 242P 20cm
価格 1,470円(税込)

 再読。
 読んでから15年経っていたのに驚きました。年をとるはずです。

 「円紫さんのシリーズ」の中では、この本は異質です。
 詩歌の待ち伏せに近いといえば感じがわかるでしょうか。
 芥川龍之介の「六の宮の姫君」成立の謎に「女子大生・わたし」が挑むという、
 推理小説という範疇を逸脱している作品です。
 「女子大生シリーズ」唯一の長編でもあります。
 芥川、菊池、谷崎、佐藤など著作に親しんでいる方はさぞ楽しめると思いますが、
 残念ながら素養が全くないうえこの15年間も全く勉強していなかったため、
 この本の本当のおもしろさは自分にはわかりません。

 ただ、「わたし」の成長はまぶしいほどで、自分としては、とても好きな本なのです。

 これは、完全な憶測ですが、北村さんとしてもこの本を世に問うのは
 かなりの勇気が必要だったと思います。しかも、今の北村さんではなく、
 「空飛ぶ馬」から数年しか経っていないまだ駆け出しの作家です。
 ですから、この本の成立には戸川さんの絶大なプッシュがあったことは
 十分予測できます。献辞の「-友へ」は戸川さん、あるいは編集の方へ
 のものではないでしょうか。

-----------------追記

 すいません、「秋の花」も長編なので、唯一ではありませんでした。

2007.08.08

千年の黙 異本源氏物語

千年の黙 異本源氏物語

『千年の黙 異本源氏物語』

著者/訳者名 森谷明子/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:4-488-02378-9)
発行年月 2003年10月
サイズ 317P 20cm
価格 1,890円(税込)

 いつも読ませていただいているブログ『本のある生活』のこの書評を見て読んでみました。
 結論としては、自分の知識があまりにもないので、誠におぼつかないながら、楽しく読むことが出来た。
 という感じです。
 北村薫さんの『六の宮の姫君』を思い出しました。
 文学ものミステリィと呼べばいいのでしょうか?
 いずれにしても、とても稀有な作品で、森谷さんにしてもこういう話をもう一度書けと言われても怖くてなかなか書けないのではないでしょうか。
 『本のある生活』にはトラックバックを送らせてもらいました。juneさまありがとうございました。

2007.08.06

万寿子さんの庭

万寿子さんの庭

『万寿子さんの庭』
万寿子さんの庭
著者/訳者名 黒野伸一/著
出版社名 小学館 (ISBN:978-4-09-386182-3)
発行年月 2007年04月
サイズ 299P 20cm
価格 1,470円(税込)

とても良いお話でした。
「夏の庭」の女性版なのでしょうか?

自分のようなおじさんには主人公の京子がとても好ましく感じましたし、
万寿子さんの傍若無人ぶりも天真爛漫でかたづけられることなのですが、
女性がこの本を読んだとき、同じように感じるのでしょうか?

この本には関係ありませんが、読んでいて思い出したことがありますので記しておきます。

父が亡くなってもう10年になります。その時の思い出です。
父は脳梗塞で倒れ、別居している私が病院に行ったときには、言葉はしゃべれない状態でした。
体も左側が動かない状態。右手は動くのではいていた紙おむつが見えないよう、
掛けていた毛布を直すことも出来ました。
その晩、母と私が病院に残って付き添ったのですが、
熱が出て、体がけいれんし、非常に悪い状態になりました。
母と私は、父の右手を握りしめて、おさまってもらいたいと必死に祈りました。
その時、父の親指が、私の親指を・・こう、なでるんです。
けいれんしてばたばたしている体の動きとはぜんぜん違う優しい動きで。

結局翌日の晩父はなくなったわけですが、斎場で父の骨を前にして、
手をつないでいた息子の親指が、私の親指をなでたときに、
父は、私や母の指をなでていたあの時に亡くなったのだなとわかりました。
その時になって、はじめて涙が流れてきたのを覚えています。

シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』

著者/訳者名 小路幸也/著
出版社名 集英社 (ISBN:978-4-08-775377-6)
発行年月 2007年05月
サイズ 277P 20cm
価格 1,575円(税込)

 前回と変わらず、TVのホームドラマを思わせるほのぼのした1冊。
 とても良い。
 場面展開や、食事時の会話など実にそんな感じで、とても良い感じ。
 自分は、この本は『寺内貫太郎一家』へのオマージュだと勝手に思っているので、
 「語り」のサチさんはどうしても加藤治子さんでなければなりません。
 勘一は小林亜星さんですが、死んじゃいましたから・・。
 などと、ついキャスティングを考えてしまいます。

 自分的には、加藤治子さんとすずみさん役の蒼井優さんは譲れません!?

 いつも見させていただいているブログ『本のある生活』へリンクさせていただきます。
 『粋な提案』にも記事があります。
 藍色さまは6月初めに読み終わっているのですね。購入されたのかな?
 静岡市の図書館では、このタイミングで手にするのはなかなか難しいと思います。うらやましい。
 トラックバックを送らせてもらいました。ありがとうございます。

2007.08.02

向日葵の咲かない夏

向日葵の咲かない夏

『向日葵の咲かない夏』

著者/訳者名 道尾秀介/著
出版社名 新潮社 (ISBN:4-10-300331-6)
発行年月 2005年11月
サイズ 268P 20cm
価格 1,680円(税込)

 道尾さんの本を読むのも3冊目になりました。
 当然、最初から疑ってかかります。名称のトリックなど、カタカナで書いてある時点でバレバレです。
 しかし、別になんでもないんですね。手品師がよくやるように、右手に注意させておいて、実際のトリックは左手にあるわけです。
 先日読んだ『いつもの朝に』でも、カードの暗証番号が『4274』と繰り返し書かれていて、なんちゅう不気味な暗証番号か・・と思ったのですが、それきり全く何でもありませんでした。

2007.08.01

ぐるぐる猿と歌う鳥

ぐるぐる猿と歌う鳥

『ぐるぐる猿と歌う鳥』

ぐるぐる猿と歌う鳥
MYSTERY LAND M-023
著者/訳者名 加納朋子/著
出版社名 講談社 (ISBN:978-4-06-270583-7)
発行年月 2007年07月
サイズ 322P 19cm
価格 2,100円(税込)


 ミステリーランドというシリーズなのですね。
 外箱、ビニールカバー、丁寧な装丁、なんと言ってもページの角にアールがついている!!
 子供向けの本なのですが、本が貴重品であったころの本を想わせます。
 図書館に置かれることを前提に作られた本なのでしょうか?

 加納さんは子供向けの本はあまり多くなく、「ななつのこのものがたり」とこの本だけかと思いますが、とても良くできていて、ファンとしては「ちゃちゃちゃ探偵団」として是非シリーズ化していただきたいと希望します。
 さっそく、Neに渡しておきましたが、読んでくれるでしょうか?

 『粋な提案』の藍色さまは、北九州弁にもなじみがあり、こんな書評をされています。
 暖かく、さわやかなよい本だと思います。

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