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2007.05.06

桜川ピクニック

桜川ピクニック
『桜川ピクニック』

著者/訳者名 川端裕人/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:978-4-16-325700-6)
発行年月 2007年03月
サイズ 220P 20cm
価格 1,300円(税込)

 基本的には、『本の雑誌』5月号の北上さんの書評を読んで、図書館に予約を入れたのですが、いつも読ませていただいているiuneさまのブログ本のある生活の書評はややネガティブなものでした。
 自分もこの本を読んで、「男は哀しい」と思いました。理性では家事労働を分担して、子育ても女性と同じようにやることに何も問題はないはずなのですが、社会も、なんと言っても自分の感情がそれを「是」としていないところがあるのでしょう。
 それが、お節介な正義感になったり、夜遊びになったりするのでしょうか?
 なんか、すごくよくわかるような気がします。

 最後はきちんとほんわかまとめていますが、この短編集の最初の2編「青のウルトラマン」と「前線」が突出して良くできていると思います。「前線」はやや子育てとずれていますが・・。
 北上さんも、たぶんこの2編を「この作者の変化の予兆というものがここにはある。これまで端正な世界を描いてきた著者がその殻を破りはじめたと言うべきか。歓迎すべき変化で、今後に注目。」と評しているのだと思います。
 ブログ「本のある生活」にはトラックバックも送らせていただきました。ありがとうございます。

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コメント

なるほど、男性にしてみると、やはり家事分担はともかく
子育てもするというのは、まだまだ抵抗があったりするんですね。
それがお節介な正義感につながったりという、そのあたりの繊細なところに気づいてませんでした。
そういう視点でみると、子育てをする男性の気持ちはすごくよく描かれてますね。
t-saitoさんの感想読んでよかったです。TBしてくださってありがとうございました。

投稿: june | 2007.05.07 22:44

juneさま、ご来訪ありがとうございます。
自分の感想なんか、人に読んでもらえるようなものではないです。
が、お世辞でもこういっていただけると本当に嬉しいです。
ありがとうございました。

投稿: t-saito | 2007.05.08 19:02

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» 「桜川ピクニック」川端裕人 [本のある生活]
桜川ピクニック 読んだ時期が悪かったんです。たぶん。今ちょっと仕事のことで悩んでいて、今までの自分を後悔したり、落ち込み気味だったのです。「桜川ピクニック」というタイトルとかわいらしい表紙にひかれて、ちょっと気持ちがほぐれるかも・・と手に取ったら、しょ....... [続きを読む]

受信: 2007.05.07 22:37

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