手放しでは推薦できませんが・・
『バスジャック』
バスジャック
著者/訳者名 三崎亜記/著
出版社名 集英社 (ISBN:4-08-774786-7)
発行年月 2005年11月
サイズ 228P 20cm
価格 1,365円(税込)
『となり町戦争』でブレイクした後、 『失われた町 』も好評の三崎亜紀さんですが、私ははじめて読みました。
SF短編集なのですが、好きなものとそうでないものがはっきり現れてしまいます。
(○)しあわせな光、バスジャック、雨降る夜に、動物園
(×)二階扉をつけてください、送りの夏
(△)二人の記憶
特に、最初の1編「二階扉をつけてください」については嫌悪感を覚えます。作者の悪意がそのまま出ているような・・。
「しあわせな光」のような奇跡的に美しいお話も書けるのに、すごく残念な評価になってしまいます。
比較的アイディアをそのまま出したものの方が良くできていると思います。
好悪は私の感覚でしかありませんので、全体的には読みやすい短編集なのではないでしょうか。
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