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しゃべれどもしゃべれども

しゃべれどもしゃべれども
『しゃべれどもしゃべれども』

新潮文庫
著者/訳者名 佐藤多佳子/著
出版社名 新潮社 (ISBN:4-10-123731-X)
発行年月 2000年06月
サイズ 421P 16cm
価格 620円(税込)

 とても面白い、良い本でした。
 ほとんど1日で読んでしまいました。満足。

 juneさまのブログ「本のある生活」がちょうど最近の記事で、とても素敵でしたのでリンクを張らせていただきます。トラックバックも送らせていただきました。ありがとうございます。

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みんな一緒にバギーに乗って

みんな一緒にバギーに乗って
『みんな一緒にバギーに乗って』

著者/訳者名 川端裕人/著
出版社名 光文社 (ISBN:4-334-92469-7)
発行年月 2005年10月
サイズ 238P 20cm
価格 1,575円(税込)

 保育園、Tkが5年数ヶ月通いました。その後Neが5年。
 どっちもAkに任せっきりで、ほとんど役に立たない父親でしたが、特にTkの「K保育園」での生活は、のびのびしていてお散歩も多く、この本の舞台の保育園に近く感じました。
 特定の政党色が強く、自宅からも距離があったため、Neは至近の保育園に預けましたが、ここはお散歩を全くしないで、お残りさんになると、みんなまとめてビデオをずっと見させるような保育園で、Neには悪いことをしてしまいました。Tkがお迎えに行ってくれたりして、両親はとても楽をさせてもらいましたが・・。
 そういえば、学童保育もTkの時は私設で、夏になると毎日親水公園で潜って遊んでいるような自由闊達な雰囲気でしたが、Neの時は公立化され、学校の1室に詰め込まれてグラウンドの遊具を使うこともままならないような窮屈なものになってしまいました。Neはついてないなあ。
 先日、会社のお花見の時もちいさい子供を連れている後輩を見るにつけ、うらやましくて「ああ・・孫ができるでは小さい子供を抱くこともないなあ」と嘆息してしまいます。
 少なくとも、あの頃は幸せだったと思います。つまらない仕事にかまけて家族との時間をおろそかにしてしまいました。あの時に家族を大事にしていたほうが何倍も良かったと今では判ります。

 兎も角、とても良いので沢山の人に読んでもらいたい本です。
 特に子供を保育園に預けた経験のある親御さんには是非読んでもらいたいと思います。

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みぃつけた

みぃつけた
『みぃつけた』

著者/訳者名 畠中恵/文 柴田ゆう/絵
出版社名 新潮社 (ISBN:4-10-450706-7)
発行年月 2006年11月
サイズ 1冊(ページ付なし)
価格 980円(税込)

 図書館で見つけたので、読んでみました。
 これも一瞬で読めます。
 でも、読まない方が良いかも・・。
 柴田ゆうさんの絵が好きな方に。

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その夜、ぼくは奇跡を祈った

その夜、ぼくは奇跡を祈った
『その夜、ぼくは奇跡を祈った』

著者/訳者名 田口ランディ/文
出版社名 大和出版 (ISBN:4-8047-6094-6)
発行年月 2001年11月
サイズ 92P 19cm
価格 1,260円(税込)

 会社のブログでクリスマスプレゼントにした本。
 図書館で一瞬で読めました。
 良い本です。でも、コストパフォーマンスが低い。
 図書館で読んでみてください(特にクリスマス時期はおすすめ)。
 

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れんげ野原のまんなかで

れんげ野原のまんなかで
『れんげ野原のまんなかで』

ミステリ・フロンティア 11
著者/訳者名 森谷明子/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:4-488-01710-X)
発行年月 2005年02月
サイズ 253P 20cm
価格 1,575円(税込)

 森谷さんははじめて読みましたが、東京創元社のミステリ・フロンティアにふさわしい1冊でした。
 舞台が図書館ということで、大崎梢さんのように特化したミステリィになってしまうのかと思いましたが、舞台をうまく生かしている程度で、中にある暗号もの以外は、それほど図書館ぽいお話はありませんでした。
 それでも、読んでいた方が良かったという本がいくつか出てきて、当然僕は読んでいないため、少し残念な思いをしました。
 僕のような付け焼き刃の読書好きは、根っから本が好きな人の蓄積にはとてもかないません。
 (そういう意味では、Akにはかなわないなぁ。)

 森谷さんは、坂木さん、大崎さんに勝るとも劣らない力量を持っているのがよく解りました。
 今後注目していきたい作家です。

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わが身世にふる、じじわかし

わが身世にふる、じじわかし
『わが身世にふる、じじわかし』

創元推理文庫 Mあ4-5 ミミズクとオリーブ 3
著者/訳者名 芦原すなお/著
出版社名 東京創元社 (ISBN:978-4-488-43005-4)
発行年月 2007年01月
サイズ 245P 15cm
価格 580円(税込)

 ミミズクとオリーブのシリーズも3冊目になりました。
 いつもながら、奥さんの手弱女ぶりと名推理、河田警部と主人公の漫才的な会話、そして美味しそうな料理というツボを押さえて、どうも暗い事件を解決していきます。
 安楽椅子探偵ものはあまり読んでいないのですが、実際に現場に行ったりしないので、事件自体は陰惨でもリアルになりすぎないので良いのかもしれません。

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水辺にて

水辺にて
『水辺にて』

on the water/off the water
著者/訳者名 梨木香歩/著
出版社名 筑摩書房 (ISBN:4-480-81482-5)
発行年月 2006年11月
サイズ 221P 20cm
価格 1,470円(税込)

 梨木さんも僕にとっては特別な作者で、『からくりからくさ』はファンタジーではマイ・ベストになります。
 (加納さんの本は、ミステリィでマイ・ベストという訳ではありませんので(北村薫さんの女子大生シリーズがマイベストです)、そういう意味では一番大切に思っている作者なのかもしれません。
 このエッセイは、「春になったら・・」の驚きも、「ぐるりのこと・・」の焦燥もありません。カヌーという梨木さんにとって新しいポジションでの感覚や考えをつづったもので、とてもしっとり、落ち着いていますが、逆に散漫な感じもします。
 少し時間をおいてから、読み直してみればもう少し梨木さんの考えに近づけるかもしれませんが、一読した時点では、よく解らないというのが感想です。
 カバーは、星野さんの写真です。「春になったら・・」ほど良い写真とは思えなかったのですが、本文ではちゃんと写真の説明が出てきます。
 

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モノレールねこ

モノレールねこ
『モノレールねこ』

著者/訳者名 加納朋子/著
出版社名 文芸春秋 (ISBN:4-16-325510-9)
発行年月 2006年11月
サイズ 268P 20cm
価格 1,600円(税込)

 毎度言っていますが、僕は加納朋子さんのファンです。
 しかし、ひいき目を差し引いても、ここ1~2年の加納さんの変化はすごいものがあると思います。
 ミステリィの手法を完全に自分のものとして、より違和感のないお話に仕立てています。
 ここまでくると、ミステリィの看板は外した方が(もう外しているのかもしれませんが)良いような気もします。

 実は、昨年「七つの子の物語」を図書館で借りて読んだのですが、絵本であったため、Neが読んだようで、感想文を書くと言って本屋で買いました。Neにとっては普通の絵本(お話)なのでしょう。
 Neが数年先に読めるように、駒子のシリーズはちゃんと書架に用意しておかなければならないな・・。と思うだけで笑みが浮かんでしまいます。

 いつもながら、藍色さまの「粋な提案」の書評にリンクさせていただきます。トラックバックも送らせていただいております。ありがとうございます。

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なんか違和感があるんですが・・。

卵の緒
『卵の緒』

著者/訳者名 瀬尾まいこ/著
出版社名 マガジンハウス (ISBN:4-8387-1388-6)
発行年月 2002年11月
サイズ 193P 20cm
価格 1,470円(税込)

 ちょうど加納朋子さんの『モノレールねこ』と平行して読みました。
 その中に「マイ・フーリッシュ・アンクル」という1編があり、これが、ニートな叔父に中学生の姪の同居という話なので、どうしても比べてしまいます。
 どちらが良いとはいえませんが、瀬尾さんのお話の微妙な空気が自分としてはイヤでした。
 親子や、兄弟の間の正常な感情が、普通ではない組み合わせでは何かちょっといびつになって、腐敗臭を漂わせているような・・。
 (ぶっちゃけて言えば、兄弟で口でキスするな!ということなのですが)
 この前に読んだ「優しい音楽」では、なにか薄味の人間関係を書く人だな。特に男性については、ぎらぎらしたところが全く欠如しており、うそっぽいな~と思っただけでしたが、当然のことながら、もっと深いところを書いているわけで、掘り下げて読まないといけないかなぁと反省しました。
 『モノレールねこ』の別の一篇で「シンデレラのお城」というものがあり、これも特殊な共同生活を題材にしています。こういう結末なら判りやすいのですが・・。
 難しいなぁ。

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海
『海』

著者/訳者名 小川洋子/著
出版社名 新潮社 (ISBN:4-10-401304-8)
発行年月 2006年10月
サイズ 189P 20cm
価格 1,365円(税込)

 また、藍色さまのブログ「粋な提案」で紹介されていた本です。
 小川洋子さんもはじめて読みます。
 う~ん。やっぱり芥川賞系なのでしょうか、短編集のため、映画のカットみたいで映像的ではあるが、よく解らないというのが感想です。
 しかし、正直に言ってとても気に入りました。

 和文タイプが出てきますが、ワードプロセッサが一般的になってから、全く廃れてしまいました。
 私が会社に入った、今から25年前(四半世紀ですね、びっくり)には1台だけありました。
 使える人も一人だけ。のんびりした時代でした。手書きの契約書も普通に使われていました。
 活字は、鉛でできているのですね。この本の描写では、鉛害が怖そう。
 自分は釣りをするので、鉛は普通の人よりさわっている回数が多いですが、さわった後は手を洗うようにしています。・・・・、いえただの独り言です。おちはありません。

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手放しでは推薦できませんが・・

バスジャック
『バスジャック』

バスジャック
著者/訳者名 三崎亜記/著
出版社名 集英社 (ISBN:4-08-774786-7)
発行年月 2005年11月
サイズ 228P 20cm
価格 1,365円(税込)

 『となり町戦争』でブレイクした後、 『失われた町 』も好評の三崎亜紀さんですが、私ははじめて読みました。
 SF短編集なのですが、好きなものとそうでないものがはっきり現れてしまいます。
 (○)しあわせな光、バスジャック、雨降る夜に、動物園
 (×)二階扉をつけてください、送りの夏
 (△)二人の記憶
 特に、最初の1編「二階扉をつけてください」については嫌悪感を覚えます。作者の悪意がそのまま出ているような・・。
 「しあわせな光」のような奇跡的に美しいお話も書けるのに、すごく残念な評価になってしまいます。
 比較的アイディアをそのまま出したものの方が良くできていると思います。
 好悪は私の感覚でしかありませんので、全体的には読みやすい短編集なのではないでしょうか。
 

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自衛隊の恋愛もの

クジラの彼
『クジラの彼』

クジラの彼
著者/訳者名 有川浩/著
出版社名 角川書店 (ISBN:978-4-04-873743-2)
発行年月 2007年01月
サイズ 245P 20cm
価格 1,470円(税込)

 有川さんの「カニ」の話は途中で投げ出してしまったので、登場人物が若干判りませんが、充分楽しめました。
 できれば、『空』も『海』も読んでから臨むのがベストかと思います。
 やっぱりお気に入りの登場人物が(武田光稀さんの事です)出てくると嬉しいし、幸せにやってるとにこにこし来てしまいます。
 それにしても女性陣の「男らしさ」がすごいですね。
 そういえば、『レインツリー・・』の恋愛に生きている女性もちょい役だったけれど、「男前」で魅力的でした。

 藍色さまの「粋な提案」の書評が(やっぱり)素晴らしいので、リンクさせていただきました。トラックバックも送らせていただいております。ありがとうございます。

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エキスパート

キサトア
『キサトア』

著者/訳者名 小路幸也/作
出版社名 理論社 (ISBN:4-652-07784-X)
発行年月 2006年06月
サイズ 300P 19cm
価格 1,575円(税込)

 藍色さまの「粋な提案」の書評を読ませていただいて、図書館で借りてきました。
 暖かい、良い話だと思います。
 普通の感覚では『巨人の腕』のようなものを作って、「夏向嵐」のような大きな自然現象を押さえ込んでしまえば、しっぺ返しがくるように思えます。
 それさえもないように調整できるものが「エキスパート」なのでしょうが、ほとんど神の領域の技ではあります。
 冷暖房完備の部屋で、花粉症対策で洗濯物は全て浴室乾燥機で乾かし、ティッシュペーパーを大量に使いながら生活している自分が「自然保護」や「地球温暖化」を語ることはとてもできませんが、我々の世界にもそういう救世主的な人がいてくればいいのにとは切実に思います。
 人は神の領域に手を出すべきではないのかもしれませんが、膨大な失敗を繰り返して、今の地位にいる人という種にはまだまだ高みに登る余力があると思うのですが・・、残念ながら「エキスパート」のように自然と折り合って行く方向には行きそうにもないですね。
 

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長かった・・。

アラビアの夜の種族
『アラビアの夜の種族』


アラビアの夜の種族
著者/訳者名 古川日出男/著
出版社名 角川書店 (ISBN:4-04-873334-6)
発行年月 2001年12月
サイズ 659P 20cm
価格 2,835円(税込)

 日本推理作家協会賞、日本SF大賞受賞というすごい本です。
 内容も素晴らしく面白い。何重にも重ねられた虚構の構成も素敵。
 しかし、読みにくい。『ベルカ・・』もこの”独特”な文体に耐えられなくなって途中でお休みしているのでした。
 これだけ面白いのに、読むのがしんどい本も珍しい。
 それだけ楽しい時間が長いと思えば良いんですが・・。
 最近難しい本を読むことが少なくなってしまっているのがいけないのでしょうか・・。
 いつも参考にさせていただいている羽鳥さまの月灯茶会別館の書評を見させていただくと、「語りと騙りの魅力」など、かなりズッポリはまってらっしゃる様です。文庫本の1巻目は一気読みか・・。流石だ・・。
 これはもう、レベルの違いとしか言いようがありません。
 羽鳥さまのようにはなかなかなれないと思いますが、もう少しがんばって読まなきゃあかん!と反省いたしました。

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タミフル?・・・。

Neがインフルエンザにかかった。
日曜日の夜に39度くらいまで熱が上がり、Akと看病しながら添い寝したのだが、『足下に四角形の男の子が居て、足が絡んで寝られない』と言って起きたり、突然クスクス笑い出したり、熱にうかされて異常な言動が続く。
今日は熱も37度代に落ち着いたのだが、Akは休みを取ってみていることにした。
やっぱり、タミフルの影響か・・とインフルエンザにかかったことよりそちらを心配してしまいました。

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