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2007.01.02

米澤さん、良いですね。

愚者のエンドロール

『愚者のエンドロール 』

角川文庫 角川スニーカー文庫
著者/訳者名 米沢穂信/〔著〕
出版社名 角川書店 (ISBN:4-04-427102-X)
発行年月 2002年08月
サイズ 254P 15cm
価格 560円(税込)

 新年の1冊目。
 良い本でした。楽しめました。
 古典部シリーズは、現在「氷菓」、この本、「クドリャフカの順番」と続いており、この3冊で、時間的には春から秋までになっています。奉太郎たちは1年生。これからも長く続けてもらいたいともいます。
 3冊の中ではこの本が一番ミステリー色が強く感じました。ちょっと重くなってしまったので、「クドリャフカ」ではお料理対決などの軽いお話を重視して、全体の重さを感じさせないように工夫しているのかもしれません。
 「クド・・」での「女帝」入須さんのレクチャーもこの本を下敷きにしているのですね。
 僕のように3→1→2と読むよりは、やはり、1→2→3と読んだ方が楽しめるかもしれません。
 さて、英題の「Why didn't she ask EBA」ですが、わかる人にはわかるのでしょうが、僕のようにちゃんとミステリーを読んでいない人間には全然わかりませんでした。
 「EBA」がわからない・・と思ってググってみましたが、だめでした。素直に英題全てを入れてググれば解答がわかると思います。おもしろいですよ。

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